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声優・石原夏織「大阪・愛知で作り上げたものを完成させたステージ」 - Blu-ray&DVD『石原夏織1st LIVE TOUR「Face to FACE」』、6/17発売

2020年06月16日 12:02  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
●1st LIVE TOURを振り返る
声優、そしてアーティストとして活躍する石原夏織が2020年2月24日(月・祝)に開催した、1st LIVE TOUR「Face to FACE」東京公演の模様を収録したBlu-ray&DVD『石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」』が2020年6月17日にリリースされる。

ソロとしては初のライブツアーとなった「Face to FACE」。大阪、愛知に続いて開催された中野サンプラザでの東京公演の模様を余すことなく収録したBlu-ray&DVDの発売を前に、石原夏織本人に、あらためてライブツアーについて振り返ってもらった。
○●石原夏織が語る『石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」』

――2月24日に開催された1stライブツアー東京公演からおよそ4カ月が経ちました

もう4カ月なんですね。つい先日がライブだったような感覚がありつつも、カレンダーを見るともう4カ月という……。とっくに終わっているのに、自分の中にはまだライブのときの興奮のようなものが残っていて、まだツアー中みたいな不思議な感覚だったりします。

――あらためて、ライブを映像で振り返ってみていかがでしたか?

自分で言うのもどうかと思うのですが、すごく楽しかったです(笑)。当時の楽しかった記憶や興奮した気持ち、そして場面場面で、これをやった、あれをやったというのが鮮明に蘇ってきました。それとは逆に、第三者的な目線で見ることができるので、ここでこんなことをしていたんだ!みたいな新しい発見もありました。

――自分のライブ映像を見るのは恥ずかしかったりもしますか?

最初の頃はやはり恥ずかしかったですが、今は意外と冷静に見られるようになりました。ただ、やっぱり少し恥ずかしい部分もあったりするので、睨みつけるような感じで、ちょっと斜に構えて観るようなところもあるんですけど。歌やダンスに関しては、比較的冷静に観られるようになったと思うのですが、MCに関しては観るに耐えないです……。家族で観ているときも、MCになったらチャプターで飛ばしちゃいます(笑)。

――映像を観ながら反省したりもしますか?

そうですね。ここはもうちょっとこうすれば良かったとか、ちゃんとできているつもりだったのに意外とパンチがない感じだなとか。もちろん、ちゃんとできているところは、“私、やるじゃん”みたいな感じで素直に喜んでいます。

――それではライブツアー当時のお話を伺います。大阪、愛知から東京まで、およそ1カ月ほど時間があったわけですが、その間はどのように過ごしましたか?

ライブツアー自体はもちろん続いているのですが、ずっとモチベーションを保ち続けるのは難しいと思っていたので、愛知で一回区切って、あらめて東京で新しい公演をする、くらいの気持ちでいました。

――同じツアーでありながら、新たな気持で挑んだわけですね

東京公演の前に一度だけリハーサルをしたのですが、その時は初心に戻った感じでやりました。東京公演までの間に、台湾へ行ったり、ラジオのイベントに出たりもして、ちょっとトークイベントのテンション感になっていたので、歌に戻すように頑張りました。ラジオのイベントの場合は、家から来たそのままのノリでステージに立っても、それはそれでいつもどおりの正解だと思うのですが、ライブはやはり決まり事があったり、構えておかないといけないことがたくさんあるので、そこへの切り替えが必要になります。

――そのあたりの切り替えをリハで調整した感じですか?

そうですね。感覚を思い出しながら、スタッフさんやダンサーさんと一緒に再調整するみたいな感じのリハになりました。

●憧れの中野サンプラザ
――憧れの中野サンプラザのステージはいかがでしたか?

やっと立てたんだ!というのが実感で、ステージ上のセットも今までと変わらないはずなのに、何か違う感じがしました。あと、ステージから座席が少し離れていたので、それが何か不思議な感じで……。過去に作品イベントで一度立たせてもらったことはあったのですが、その時とは全く違う中野の景色を、ひとつひとつ味わいつつ、堪能した感じです。

――特別な緊張感のようなものはありましたか?

ライブのとき、袖でスタンバイして、みんなと最終チェックをしているときが一番緊張するのですが、映像がはじまって、音楽が流れ始めたら、いつもどおりの感じで、わりとリラックスできたと思います。特に今回は、最初の曲が「Blooming Flower」という、これまでけっこう歌ってきた曲だったので、少し心に余裕があったのも大きかったです。ツアーを通して、緊張しながらステージに出るというより、みんながどんな風に待っていてくれているのかを想像しながら階段を上がっていました。

――意外と落ち着いていたのですね

昔はお客さんの顔を見て緊張することもあったのですが、今は大丈夫です。もちろん、失敗などはしないほうが良いのですが、みんなの顔を見ると、ちょっとミスしても笑って許してくれるだろう、私のすべてを受け入れてくれるはずだって思ったりして(笑)。

――そして、問題のMCですが……

MCだけは本当に……。大阪・愛知のときはカメラが入ってなかったので、比較的気楽な感じでできたのですが、カメラがたくさん入っていた中野は、やはりちょっとぎこちない感じだったと思います。それも私の個性だからと思いつつ、もう少し上手くならないものかと思いながら喋っていました(笑)。

――今回のセットリストは誰が考えたのですか?

セットリストはおもにプロデューサーが考えてくれるのですが、カバー曲については一緒になって考えました。今回は『推し武道』のオープニングだった「Clover wish」と「MIRACLE RUSH」、そして「Butter-Fly」をカバーさせていただきました。

――それぞれの曲を選んだ理由は?

一応、ファンのみんなが知っていてくれて、楽しんでくれて、喜んでくれるものという基準で選びました。まずは「Clover wish」が最初に決まったのですが、今の自分にピッタリだと思ったので、千秋楽の中野で歌うことにしました。「Butter-Fly」は自分が仕事を始める前も、仕事を始めてからも、ずっと背中を押してくれる曲だったので、1stライブツアーの初日にふさわしい曲だと思ったのが理由ですね。愛知の場合は、「Clover wish」も「Butter-Fly」も作品のオープニング曲なので、自分に関わりのあるオープニング曲という観点から「MIRACLE RUSH」を選びました。

――ライブでは「Face to Face」を2回歌っていますが、1回目と2回目で気持ち的な違いはありましたか?

1回目は本編ラストで、その後の段取りなどもいっぱいあったので、気が入っている状態で歌っていたのですが、アンコールでの2回目は、本当に最後なので、思い切り楽しむことを重視して歌いました。多少音程が外れてもいいし、何なら声が潰れてもいいやくらいの気持ちでした。

――今回のライブではダンスパートも充実していたのではないでしょうか?

ピンクの衣装を着ていたところがダンスゾーンだったのですが、自分が思っていた通りにできたと思います。ダンスゾーン以外も満足のいくできだったと思うのですが、映像であらためて観たとき、自分的にずっと課題にしている部分がまだちょっと弱かったので、今後さらに頑張らないとなって思いました。

――課題にしている部分というのは?

足を伸ばした時に、膝が伸び切らないところです……。わかる人にはわかるくらいのレベルなのですが、ずっと意識している部分なので、そこがうまく行っていなかったのが少し不満なところです。完璧すぎないからこそ、さらに上を目指せるのではないかとも思っているんですけどね(笑)。

――石原さんは運動神経は良い方ですか?

カオリンピックのことですよね……。たぶん悪いです。

――たぶん?

たぶん悪いほうだと(笑)。母が言うには、幼稚園のころまではすごく運動神経が良かったらしく、何をやらせても一発でできるから、将来はスポーツ選手にしようと思っていたらしいです。それがなぜか小学生になったら急降下したようで。

――ダンスって運動神経はあまり関係ないんですか?

カオリンピックの結果を見る限りは関係なさそうですね(笑)。もう少しできるはずだったんですけど……。

●次への目標は?
――今回のライブ映像の中で、石原さん的なおすすめポイントは?

バラードからダンスにつながっていくところは、勢いがあって個人的にすごく気に入っています。静かになってから、ジャズの曲に入って、ダンスに繋がっていくので、すごくスピード感があるんですよ。頑張って踊っているので、ぜひ観ていただきたいです。

――ダンスはやはり見どころですよね

あと、「ポペラ・ホリカ」と「Taste of Marmalade」も個人的には気に入っていて、「ポペラ・ホリカ」は歌そのものも楽しいし、ファンのみんなもすごく喜んでくれているのがわかるので、映像であらためて楽しんでほしいです。「Taste of Marmalade」は、初めてスタンドのガイコツマイクで歌ったのですが、最初は結構スタンドマイクに苦戦して……。最終的には今までとは少し違った感じで、うまく仕上がっていると思いますので、ぜひ注目してほしいポイントになっています。

――カオリンピックは?

カオリンピックもおすすめです!。

――ちなみに家族と一緒に観るとき、カオリンピックは飛ばすのですか?

カオリンピックはちゃんと観ます。飛ばすのはステージ上のMCだけです(笑)。

――そんな盛りだくさんの内容が詰まった1stライブツアーですが、次回のライブに向けての目標ややってみたいことはありますか?

今回できなかったことでは、火を出したいです。

――火?

ホールだとできない可能性もありますが、一度、アニサマで経験して、すごくテンションが上ったので、自分のライブでもやってみたいです。あと、今回は映像でダンスだけのものを流したのですが、ステージ上で、歌なしのダンスだけというのもやってみたいです。いろいろなことを気にしなくて良いので、ダンスだけに集中してみたいんですよ。ただ、その後にまた歌わなくてはいけないので、もっと体力をつけないと厳しいかもしれません。それと、ポップアップもやってみたいです。舞台の下から上がってくるのを、自分のライブではやったことがないので、ぜひやってみたいです。

――ジャンプして飛び出す感じですか?

普通にゆっくり上ってくる感じで(笑)。ジャンプは難しいんです。タイミングあわせるのが大変で……。ただ、ポップアップがあれば演出の幅も広がるので、次のライブでできたらいいなって思っています。

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

今回は1stライブツアーということもあって、いろいろなことに挑戦しながら、どの会場も全部楽しんでやらせていただきました。東京公演の中野サンプラザは、大阪・愛知と、みんなで作り上げてきたものを最後に完成させたようなステージになったと思いますので、ぜひ最初から最後まで、メイキングも含めて、じっくり観ていただけたらうれしいです。ライブに来られなかった方はもちろん、実際にライブに来てくださった方も、映像で観るとまた新しい発見があると思いますので、ぜひよろしくお願いします。

――ありがとうございました

Blu-ray&DVD『石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」』は、2020年6月17日の発売予定。各詳細は公式サイトにて。
○●1st LIVE TOUR「Face to FACE」商品概要

【タイトル】石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」
【発売日】2020年6月17日(水)
<Blu-ray>
品番:PCXP.50775
価格:6,800円+税
※フォトブックレット封入/初回特典:スペシャルBOX仕様
<DVD>
品番:PCBP.54270
価格:6,000円+税
※フォトブックレット封入
【収録内容】
石原夏織 1st LIVE TOUR「Face to FACE」(2020年2月24日 東京・中野サンプラザ) ーPrologueー
Blooming Flower
半透明の世界で
ーMC1ー
CREATION×CREATION
ポペラ・ホリカ
ーShort Movieー”カオリンピック 2020”
ーMC2ー
Clover wish
Crispy love
Orange Note
ーShort Movieー”Making of Face to Face ANOTHER EDIT”
empathy -winter alone ver.-
雨模様リグレット
ーMC3ー
Taste of Marmalade
ーDANCE TRANSDUCTIONー
Singularity Point
Ray Rule
TEMPEST
ーMC4ー
Face to Face
<ENCORE>
ーMC5ー
虹のソルフェージュ
♮ Melody
Face to Face
ーEpilogueー
【映像特典】
・ーShort Movieー”飛べ! 絶叫マシンツアー”(大阪公演より)
・ーShort Movieー”叫べ! オバケ克服大作戦”(愛知公演より)
・Making of Face to FACE(竹間葵)