新型コロナウイルスの影響で、人間関係がこじれてしまう人もいるようだ。キャリコネニュース読者からは
「当時はママ友から誘われていましたが、うちの家庭は扶養手当てをもらえないひとり親世帯なので、一緒に料理する材料費すら出せず。いつも断っていたら、段々と皆から連絡が来なくなりました」
といった声を寄せている。(文:鹿賀大資)
「緊急事態宣言が明けた直後、待っていましたとばかりに飲みに誘ってきた」
不動産・建設系の会社で働く都内の20代女性は3月中旬に起きた友人との一件を振り返る。女性の実家は飲食店を営んでいるが、コロナの影響で客足は途絶えた。そこで女性は、友人を集めた飲み会を思い付いたという。しかし、予想していた人数は集まらず、当日は女性を含む3人での飲み会となった。
「『自粛したいから』とキャンセルが相次ぎ、結局は2人しか来ませんでした。仕方がないと言えば仕方のないことですが、やたらと冷たい態度をしてきた元会社の同期がいました。集まったメンバーにもケチをつけられたので、怒りが沸き起こってしまいました。前々から素行不良なところがあった人です」
女性は「飲食業界の気持ちなんて分からなくて当然なのかもしれませんが」とした上で「今回のことをきっかけに、コロナが落ち着いた後も、もう2度と飲み会には誘いたくないと思いました」と憤慨している。
北海道のサービス系の40代女性も、友人との内輪揉めを思い返す。友人は今年に入り、なぜか女性に対する当たりが強くなったという。そこに、拍車をかけたのがコロナ騒動だった。
「緊急事態宣言中には、『自粛が我慢できない』と長いLINEが来ていた。緊急事態宣言が明けた直後も、待っていましたとばかりに飲みに誘ってきた。『昼飲みでもいいから飲もう』と……」
女性は続けて「一緒に飲んだ際、彼女のストレスの捌け口にされるのは嫌だった」と綴っている。
「着手中のプロジェクトが遅れますけど、それでもいいですか」とけんか腰の部下
メーカーに勤務する都内の50代男性は、部下との関係が悪化したことを明かす。会社が新型コロナに伴い、在宅勤務に移行を実施していた時期だった。その部下は課長としての責任感もあってか、会社の指示には従わず出社していたという。
「当時、職場では『あの課長いらないよね』などの声が出ていました。そのため私は『できる限り在宅にしましょう』と伝えました。しかし彼は『着手中のプロジェクトが遅れますけど、それでもいいですか』と脅しに近い態度に出てきたのです」
さらに男性は、その課長が目をかける人物と、いつも2人で出社していたことも気になったという。
「調べてみると、その2人の社内不倫が発覚しました。2人で毎日こもって仕事をしているふりでしたが、それも合点いきました」
男性は2人を離そうとしたが「返って逆効果になりました」といい、その流れで余計「上司である私を目の敵にするような態度に変わった」という。
男性も負けじと「仕方がないので、お仕置きしますけど」と臨戦態勢を見せている。
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