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マライア・キャリーら“反トランプ”発言 トランプ大統領の誕生日は「オバマ感謝デー」

2020年06月15日 16:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トランプ大統領の誕生日は「オバマ感謝デー」とディスったマライア・キャリー(画像は『Mariah Carey 2020年6月14日付Twitter「Happy #ObamaAppreciationDay!!」』のスクリーンショット)
ジョージ・フロイドさん死亡事件をきっかけに、“反トランプ派”セレブらによる政治的発言が目立っている。そんななか米時間14日にトランプ大統領が74歳の誕生日を迎えると、マライア・キャリーやスヌープ・ドッグらはこの日を「オバマ感謝デー」として偉大な前大統領の功績を称える写真を次々と投稿した。

先月25日に米ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官によって死亡させられた事件を受け、アメリカのみならず世界中で“Black Lives Matter”ムーブメントが高まっている。人種差別撤廃と人々の団結を目指し抗議デモが繰り広げられるなか、「略奪の始まりは、銃撃戦の始まり」と暴動に対し武力行使も辞さない構えを表明したドナルド・トランプ大統領は、国民から大きな反感を買った。

日頃から“反トランプ派”を公言する映画監督のスパイク・リーは、そんな大統領を「史上最低」と罵り、歌姫テイラー・スウィフトは「11月の大統領戦で落選させる」、そしてレディー・ガガは「世界一パワフルな権力を持ちながら、自身の無能さと差別思考以外、何もオファーしない役立たず」と容赦なく滅多斬った。

このような“反トランプ派”セレブによる政治的発言が増えつつあるなか、米時間14日にトランプ大統領が74歳の誕生日を迎えた。すると歌姫マライア・キャリーは自身のSNSにオバマ前大統領夫妻とのスリーショットをアップ、“Happy #ObamaAppreciationDay!!”(ハッピー、オバマ感謝デー!!)とハッシュタグを添えた。こうして間接的にトランプ大統領を批判したマライアには、

「史上最強の“ディスりクイーン”」
「今日からあなたのファンになる!!」

といった賛同の声が多数寄せられている。

今月初めにラジオ番組に出演し、「あのクズ野郎の顔をもう1年見なきゃならないのは耐えられない」「今年は人生で初めて投票する」と宣言したラッパーのスヌープ・ドッグは「HAPPY OBAMA DAY JUNE14 2020」との文字が入った、ホワイトハウスで撮影されたオバマ前大統領の写真をInstagramにアップ、「F.D.T.」(ファック・ドナルド・トランプ)と言葉を添えている。

ほかにも歌手のシンディ・ローパーや『スタートレック』でおなじみの日系俳優ジョージ・タケイ、シンガー兼女優のシアラ、ラッパーの50セントらがオバマ前大統領を称えるコメントを発している。

この日は誕生日を迎えた現大統領を祝福することよりも、前大統領を懐かしむユーザーが目立ち、“#HappyBirthdayDonaldTrump”が24位だったのに対し、“#Obama Day USA”、“#Happy Birthday Obama”、“#All Birthdays Matter”といったハッシュタグがトレンド上位にランクインする結果に。人種差別的発言を繰り返しては「分裂」を煽るトランプ大統領に対する不満と、「団結」を目指すリーダーを求める国民の声が反映された形となった。

ちなみに先週、大規模な抗議デモが行われたロサンゼルスではドナルド・トランプの名が刻まれた「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」の星形プレートが何者かによりスプレーペイントで真っ黒に塗りつぶされ、プレートの上に犬の糞が入ったビニール袋が置き去りにされるという事件も起こっていた。

画像は『Mariah Carey 2020年6月14日付Twitter「Happy #ObamaAppreciationDay!!」』『snoopdogg 2020年6月14日付Instagram「F. D. T.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)