モデルで女優の水原希子さんが6月13日、毎年ネット上で発表されている「最も美しい顔ランキング」に苦言を呈した。水原さんは同ランキング2020の選考始まったのを受けて、インスタグラムのストーリーズを更新。日本人の女優、モデルらの顔写真が投稿されたアカウントのキャプチャを背景に、
「これ、勝手にノミネートされて、勝手にジャッジされている方々にも失礼だし、自分が知らない間にルッキズム/外見主義(容姿によって人を判断する事)の助長に加わってしまっているかもしれないと思うと困る」
などと投稿した。同アカウントには15日までに、水原さんのほか、のんさん、宮崎あおいさん、中村アンさん、広瀬すずさん、本田翼さんら30人が候補者として挙げられている。各投稿に付いた"いいね"の数などを元に選考されるという。
「私は心が美しい人が美しい人だと感じます」ときっぱり
最も美しい顔ランキング(The 100 Most Beautiful Faces)は、イギリス生まれアメリカ在住で自称映画評論家の男性が個人の主観で選んだ世界の芸能人の容姿ランキングだ。1990年から毎年実施されているが、ランキングは"非常に主観的"であることなどが断り書きされている。
水原さんは、同ランキングについて「見た目で人を判断するのは絶対違うと思うし、そもそも一番美しい人を選ぶ事は不可能」と反発。背景には「このランキングによって偏った美の概念やステレオタイプな考えを広めて欲しくない」という思いがあるようだ。また、続けて
「いくら容姿を綺麗にしていても人に優しくなかったり、意地悪な人は美しい人とは言えないと思うのです」
と自らの考えを述べた上で「私は心が美しい人が美しい人だと感じます」と締めくくった。
ツイッター上では「水原希子ちゃんに強く賛同します」「水原希子ちゃんリスペクト」などと共感する声が相次いだ。