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LDH、サイバーエージェントと新動画配信サービス「CL」開始 有料配信ライブ&ドーム規模でのソーシャルディスタンスライブも

2020年06月15日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

LDHロゴ

 株式会社LDH JAPANが、同社のライブ・エンタテインメントを段階的に再開していく。


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 この発表は、5月26日に全国で緊急事態宣言が解除されて以降、LDHが独自に専門家で構成した「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」と感染防止対策などを慎重に検討した結果、決定したという。LDHにとって、2020年は6年に一度の祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」として、年間300万人以上のライブ動員を目標に、1 年を通じて多くのライブを開催する予定となっていたが、新型コロナウイルスの影響により、2月26日に急遽中止となったEXILEのドーム公演をはじめ、開催を発表していた年内の全168公演に及ぶライブを中止にすることとなった。


 新型コロナ禍でライブをはじめとするさまざまな活動が制限される中で、LDHのライブを楽しみにしていたファンに、現在できる最善を尽くしてLDHのエンタテインメントを可能な限り届けたいと考え、LDHアーティスト、スタッフ一丸となり、日々試行錯誤を重ねてきたという。次世代エンタテインメントの創造へ向けて、「いつでもどこでもLDHのエンタテインメントを楽しんでほしい」との思いで、1年以上前から準備を進めていた複数のデジタル施策を本格始動させ、LDHのエンタテインメントを再開する。


 その一環として、株式会社サイバーエージェントと昨年10月に設立した合弁会社「CyberLDH」では、新たな動画配信サービス「CL」(ヨミ:シーエル、一部無料)を始動。さらに、有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』の開催、そして、今年の8月以降には『ソーシャルディスタンスライブ』の開催を計画している。


 定額制動画配信サービス「CL」では、LDH所属アーティストのライブやコンサートの生配信をはじめ、LDH所属メンバーが出演する生放送番組やオリジナル番組など、豊富な動画コンテンツを配信。また、日常を生配信しながらユーザーと多彩なコミュニケーションを図ることのできるライブキャスト配信機能(キャス配信)など、双方向コミュニケーション機能をあわせ持つ。アーティストとファンが双方向に楽しめる機能開発を重視し、今後も順次新機能を導入予定だ。同サービスは、6月15日正午から7月31日までプレオープン期間としてライブキャスト配信が視聴可能に。8月1日より本サービスが開始となる。なお、同サービス開始に伴い、LDHが独自展開していた動画配信サービス「LDH TV」と「LDH TERMINAL」のサービスは7月末をもって終了。「CL」では両サービスが持つコンテンツや機能を集結させ、さらに進化したサービスを提供する。


 有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』は、7月2日より開始、7月7日には三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのライブを予定している。同ライブでは、これまでもLDHのライブクリエイティブを手掛けてきた「TEAM GENESIS」(ヨミ:チームジェネシス)が、LDHのライブの特徴をオンラインならではの演出に変換して表現。どこからでもライブでファンと繋がることができ、ほかにも、オンラインライブと連動したライブコマース(配信型eコマース)や、オンライン上でアーティストと視聴者がコミュニケーションを取ることが可能な双方向コミュニケーション機能により、会場でライブを体感するのとはまた違う新たなライブ体験を届ける。


 『ソーシャルディスタンスライブ』は、政府から発表されているガイドラインに沿って、十分な感染拡大防止対策のもとで開催を検討。現状、政府のガイドライン(段階的緩和措置)では8月1日からはドーム規模の会場に於いても、収容人員最大50%の動員が可能だ。(リアルサウンド編集部)