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ヴィクトリア・ベッカム、チャリティTシャツ発売も批判相次ぐ 売り上げの25%寄付に「少なすぎ!」

2020年06月14日 16:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

LGBTQコミュニティを支援するTシャツを着たヴィクトリア・ベッカム(画像は『Victoria Beckham 2020年6月12日付Instagram「I’ve always felt a deep connection to the LGBTQ+ community and am proud to help support their continued message of positive change and inclusivity.」』のスクリーンショット)
ヴィクトリア・ベッカム(46)が、6月の「プライド月間」に合わせて自身のブランドでチャリティTシャツを発表した。プライド月間にはLGBTQコミュニティを支援し、毎年世界中でイベントが開催されている。ヴィクトリアは彼らを支持するチャリティTシャツを発売したものの、「値段が高すぎる」「売り上げの25%の寄付では少ない」と批判を浴びることになってしまった。

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現地時間12日、ヴィクトリア・ベッカムは自身のInstagramでプライド月間のためにデザインしたTシャツを着た自撮り写真を公開した。ヴィクトリアが着ているのは、LGBTQを象徴するレインボーカラーで彩られた「Listen Without Prejudice(偏見を持たないで聞いて)」の文字をプリントした白いTシャツだ。

写真には、ヴィクトリアからのメッセージがこのように綴られている。

「私は常にLGBTQコミュニティとの深いつながりを感じています。前向きな変化と包括性という継続的な彼らのメッセージを支援できることを、誇りに思います。」

Tシャツにプリントした文字は、2016年に他界した歌手のジョージ・マイケル(享年53)が1990年にリリースした大ヒットアルバムのタイトル『Listen Without Prejudice』をフィーチャーしたもの。アルバム発表からちょうど30年となる今年、彼が残した偉大な業績を祝してこのタイトルを使用したそうだ。

「彼は本物のアイコンです。彼のアルバムと音楽、そしてこのTシャツが、常に相手の言葉に耳を傾け、優しくするようにと思い出させてくれる。私が心を込めて信じていること、そして私が日々人生の指針としているメッセージです。」

Tシャツの売り上げの25%は、チャリティ団体「Albert Kennedy Trust(akt charity)」に寄付されるという。同団体は、英国内でホームレスや敵対的な環境で生活する16歳から25歳のLGBTQの若者を支援している。

ヴィクトリアのブランド「ヴィクトリア・ベッカム」で販売するTシャツはオーガニックコットン・ジャージ素材で、価格は95ポンド(約12800円)だ。Tシャツはすでに完売したが、Instagramを見たフォロワー達からは価格や寄付金額に対する不満の声が相次いだ。

「95ポンドって、冗談でしょう。私なら20ポンド(約2700円)を寄付して古いTシャツに文字を書くわよ。」
「たった25%? 少なくとも95%は寄付すべきだよ。」
「本当に素敵だけど、95ポンドならいらないわ。」
「素晴らしいアイデアだけど、95ポンドとは手が届かない値段だ。」

なおヴィクトリアは13日にInstagramを更新し、末っ子のハーパーちゃん(8)、三男クルス(15)、次男ロメオ(17)、長男ブルックリン(21)と恋人の二コラ・ペルツ(25)らがこのTシャツを着ているスライド写真を公開した。バックにはジョージ・マイケルのヒット曲『Freedom! ’90』が流れている。



画像は『Victoria Beckham 2020年6月12日付Instagram「I’ve always felt a deep connection to the LGBTQ+ community and am proud to help support their continued message of positive change and inclusivity.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)