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7 MEN 侍、佐々木大光&菅田琳寧へのWサプライズ動画が微笑ましい 随所に発揮された“らしさ”を解説

2020年06月13日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 人気ジャニーズJr.グループの7 MEN 侍が、公式YouTubeチャンネルにて初リモート動画『大光と琳寧のサプライズ…と近況報告』をアップした。


(参考:7 MEN 侍・中村嶺亜へのドッキリ企画で深まるグループの絆 さらなる飛躍に期待大!


 この動画を楽しむ前に、おさらいしておきたい“7 MEN 侍情報“がある。まずは、この動画が収録された5月20日が、メンバー最年少・佐々木大光の18歳の誕生日であること。佐々木は、バンド演奏を得意とする7 MEN 侍においてドラムを担当しており、基本的には実直で誠実な青年だ。一方で、最近ジャニーズJr.の公式エンタメサイト『ISLAND TV』では、「大光チャレンジ」と題して、ドライヤーで吹きかけた薄力粉を避ける、メントスコーラを口で受け止める、部屋の中でシャンプーする……など、シュールな動画を度々投稿しており、そのバラエティ力に期待が寄せられているメンバーでもある。


 その佐々木の誕生日を祝おうというのが、今回の動画のメインテーマなのだが、実は5月12日に菅田琳寧が22歳の誕生日を迎えていたということも念頭に置いておきたい。菅田は「ボーン!」「RINCHAN、りんちゃんです!」とテンション高く動画に登場することが多く、普段の会話でも一人称は「りんね」という天然系アイドル。右手の親指と人差し指を立ててL字を作ってこめかみに当てる“RINCHANポーズ“を自ら考案したり、アクロバットやモノマネなど特技をどんどん動画にして発信している。最近は動画編集も手がけ始めたようで、さらに動画を通じて多くの笑いを届けようと前のめりな印象だ。


 これまでYouTubeチャンネルでは、順番にメンバーの誕生日を祝ってきた7 MEN 侍。当然、菅田は「次は自分が祝われる番」だと思っていた中で、佐々木のサプライズ動画となるのだから、心中穏やかではない。その心のざわめきが、表情に出てしまう素直さも菅田の良さ。そして、ここぞというタイミングでフリーズしてしまうのも菅田の“持ってる“ところ。佐々木と菅田への2重ドッキリ企画なので、この2人の戸惑う姿に注目だ。


 では、改めて本動画に戻ろう。進行を務めている矢花黎が「あ、ああ~!」とわざとらしくフレームアウトしたのが、サプライズ開始の合図だ。「え、何? ママ?」「ママ~?」とわざとらしく画面からいなくなるメンバーに、「ヤバ、自由すぎだろ」と慌てる佐々木。そして一斉に戻ってくると、矢花が「今日は大光の誕生日のうた」と書かれたスケッチブックを持って登場する。


 メロディに合わせて、ページをめくって歌詞を見せてくれるのだが、その上には小さくコードも記されているのが愛らしい。よくあるバースデーソングではなく、オリジナルの歌を用意するのが、7 MEN 侍ならでは。ちなみに矢花はギター、ドラム、ベースを得意とするマルチプレーヤー。『ISLAND TV』では1人で何役もこなしている「矢花バンド」動画をアップするなど、その実力を垣間見ることができる。


 サプライズに驚いた佐々木はといえば、その喜びを「お誕生日、祝ってもらったよー!」と別部屋にいると思われる家族に報告する姿で表現。そして、メンバーはそれぞれが用意してきた手紙を披露していく。今野大輝らしい短文の潔い手紙から、矢花の器用なイラスト入りの手紙まで、それぞれの個性が光るなか、本髙克樹が読み上げた「大光は、ある日のYouTubeで(中村)嶺亜に“年齢にキャラが追いついていない“と言っていましたが、大光は“見た目に年齢が追いついていないのかな“と思います。うちのグループは最年長と最年少が、年齢においていかれたり追い抜かれたりと振り回されているなと感じます。でもその分、この先が楽しみです」という内容には、多くのファンがうなずいたことだろう。


 すると、その最年長・中村嶺亜が、フレームアウト中に1人派手な服に着替えていたことについて一言物申す。てっきり中村がオシャレさんだからかと思いきや、実は着替える指示が台本にあったのに、他のメンバーが従わなかったことも判明したのだ。自由なようでしっかりしていて、大人びているようで少年っぽい。そんな7 MEN 侍らしさが随所に発揮される動画となった。


 そして、今一度忘れてはならないのが、菅田の誕生日だ。またもや矢花がフレームアウトすると、「5月12日はりんねの誕生日のうた」とスケッチブックを持って再登場。先程とはまたテイストの違うバースデーソング。ヘビーなサウンドに乗せて「りんね! りんね!」と、コールアンドレスポンスしたくなる仕上がりに。菅田が“祝ってもらえないのではないか“と動揺していたことをイジられるくだりも笑いを誘うが、菅田へのサプライズを佐々木が「2回目のサプライズ? ウソでしょ?」と、自分がさらにお祝いされることを期待してしまった恥ずかしさを「それだけちょっとカットしてもらっていい?」と照れるのも、また微笑ましい締めくくりとなった。


(佐藤結衣)