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愛知「ほの国百貨店」が特別清算を申請、負債総額は19億円

2020年06月12日 22:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ほの国百貨店公式サイトより
愛知県豊橋市のほの国百貨店が、6月1日に名古屋地裁豊橋支部へ特別清算を申請した。

 ほの国百貨店は、名古屋市の老舗百貨店 丸栄の子会社として1974年に開店した豊橋丸栄が前身。丸栄の経営不振から投資ファンドに売却された後、2012年に従業員が出資する新会社として現在の社名に変更した。
 東京商工リサーチなどの報道によると、愛知県東部の東三河地区唯一の百貨店として1992年2月期には約160億円の売上高を記録したが、オンライン販売の普及や都市部への人口流入などにより業績は悪化。2019年2月期には売上高が約50億円にまで落ち込み、建物の老朽化も重なったことから2020年3月15日に閉店した。2020年2月期決算時点の負債総額は19億3771万円。5月25日に開催した株主総会で解散を決議し、今回の措置となったという。
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