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としまえんが94年の歴史に幕、跡地にハリー・ポッターのスタジオ施設設置へ

2020年06月12日 18:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

としまえんの公式サイトより
西武鉄道が、遊園地「としまえん」を8月31日をもって閉園すると発表した。

 1926年に開園したとしまえんは、2010年に「機械遺産」に認定された日本最古といわれる木製メリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」などで知られている。
 一帯のエリアについては1957年に都市計画公園「練馬城址公園」に指定。2011年には避難場所や防災拠点となる公園・緑地の整備促進の観点から、東京都から2020年度までの10年間で優先的に整備する「優先整備区域」に指定され、都とともに公園整備に関する協議を進めていたという。6月12日の今日、東京都、練馬区、ワーナーブラザース ジャパン、伊藤忠商事の4社と合同で「都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書」を締結。今後の土地利用の計画に伴い、としまえんの閉園が決定したという。なお、併設する「豊島園庭の湯」は9月1日以降も営業を継続する。
 東京都の小池百合子知事は6月12日の記者会見で覚書の締結について説明し、敷地の北東部に「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設の設置を検討していると明かした。ハリー・ポッターのスタジオ施設は世界で2番目となり、2023年春をめどに開園を予定しているという。
 としまえんは新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から臨時休園しているが、6月13日から「あじさい園」のみ営業を再開。15日からはプールを除く遊園地全体の営業を始める。
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■としまえん公式サイト