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Twitterの公式認証バッジ申請が復活? 初めてルールを明文化へ

2020年06月12日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

Pexelsより

 Twitterが、アカウントが本人のものであるとお墨付きを与える、ブルーの認証バッジを改善し、実装し直す計画を進めていることが分かった。


(参考:トランプ米大統領の「SNSを制限する大統領令」にテック企業猛反発 “中立的なプラットフォーム”のあり方とは?


・著名エンジニアがすっぱ抜く
 『TechCrunch』は、TwitterやFacebookの新機能をいち早く発見することに定評がある リバースエンジニアのJane Manchun Wong氏によるツイートを受け、「Twitterが刷新された検証システムをローンチ」と報じている(参考:https://techcrunch.com/2020/06/08/twitter-to-launch-a-revamped-verification-system-with-publicly-documented-guidelines/)。


・過去には問題続出で機能を停止
 Jane Manchun Wong氏の最近の調査によると、Twitterは認証を申請する新しいアプリ内システムを開発しており、Twitterもそれを確認しているが、実装時期については明言していないという。


 アカウント設定画面に「認証リクエスト」オプションがあるとのことだが、Twitterはこの機能は、一般公開していないとしている。


 以前は、公に広く知られた有名人の多くがこの公式マークを付けていた。このシステムはなりすましを防ぐためのものだったが「Twitterが注目に値すると見なした」と誤解されたり、白人至上主義の集会を組織する人物が認証されていることが批判されることもあった。


 その後、Twitterはシステムの修正を検討するために、認証を停止する方針を示した。2018年には選挙対策を行うため、認証システムのオーバーホールは、優先事項ではない旨を明らかにしていた。


 しかし、現在Twitterは、個々のユーザーが認証申請できるオプションを、ルールを明文化したうえで復活させることを計画しているという。


 以前、Twitterには検証に関する内部ガイドラインがあったが、ルールを明文化するのは、これが初めてのことだ。


 Twitterは、アカウントの閉鎖、ツイートの削除、ファクトチェック等、利用規約に違反するアカウントへの対処が批判されることがあった、と同メディアは指摘する。認証について文書化しても、必ずしも批判がなくなることが約束されるわけではない。しかし、少なくとも何らかの基準にはなるだろう。


・最も一貫性のない機能が、もっと有意義になる?
 最近、Twitterは、新型コロナウイルスに関する信頼できる情報をツイートしている権威ある医療専門家の認証を始めた。


 ブルーの認証バッジは、編集ボタンに次いで、待ち望まれている機能だという声もあるという。


 『Mashable』は「Twitterが青いチェックマークを、人々が再びリクエストする方法に取り組んでいる。Twitterの最も一貫性のない機能の1つが近い将来、もっと意味のあるものになると期待する」と伝えている(参考:https://mashable.com/article/twitter-verification-request-2020/)。


 検証プロセスは、長年にわたりジェットコースターのようなものだったという。以前の認証リクエスト・システムはサイコロを振るようなもので、これまでTwitterに透明性がなかったのは困惑したが、変更は歓迎だ、と結んでいる。


 次回のアップデートで、以前のような批判をシャットアウト出来るか注目だ。


(Nagata Tombo)