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ジェイミー・フォックス&チャニング・テイタム、ジョージ・フロイドさんの葬儀に参列

2020年06月11日 10:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジョージ・フロイドさんの葬儀にそろって参列したジェイミー・フォックスとチャニング・テイタム
米時間9日、ジョージ・フロイドさんの葬儀がテキサス州ヒューストンにて執り行われた。「別れの会 グランドフィナーレ」と名付けられたこの日のセレモニーにはおよそ500名が参列、その中には白シャツ&マスク姿の俳優ジェイミー・フォックスとチャニング・テイタムの姿があった。

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先月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官におよそ9分間も膝で首を押さえつけられて死亡したジョージ・フロイドさん(享年46)。米時間6月9日には、ジョージさんが人生の大半を過ごしたとされる故郷テキサス州ヒューストンの「ファウンテン・オブ・ プレイズ教会」にて「別れの会 グランドフィナーレ」と名付けられた最後のセレモニーが執り行われた。

遺族や友人、ヒューストン元市長や連邦議会委員、ハリス郡地方検事らおよそ500名の参列者のなかには、ハリウッド俳優のジェイミー・フォックスとチャニング・テイタムの姿が見られた。テキサス州出身のジェイミーは、ジョージさんの死後間もなく正義を求めて立ち上がったセレブの1人で、5月末にはジョージさん殺害現場となったミネアポリスを訪れて記者会見を行った。

今月7日には、2人の娘達とともにロサンゼルスで行われた大規模な抗議デモに参加、ジェイミーはのちにInstagramを更新し、多数の写真とともに次のように綴った。

「子供達との抗議デモ参加は、“ビタースイート”な体験だった。娘達に世界が1つになる光景を見せられたのは美しかったけど…なぜあの場に集わなければならなかったのかを説明するのは心が痛んだ…」
「子供達がもう俺達と同じような経験をしなくても済むように、世界を変えていこう」


2013年公開のアクションスリラー映画『ホワイトハウス・ダウン』で大統領役を演じたジェイミーだが、警察官役で主演したチャニングとともに白シャツ&マスク着用で参列、2人は並んで故人を悼んだ。普段は頻繁にInstagramを更新しないチャニングも、ジョージさん死亡事件発生後は“Black Lives Matter”(黒人の命は大切)をはじめ様々なメッセージをアップしている。

先月31日にチャニングは、肌の色を理由に不当に扱われたり、白人警官によって命を奪われた黒人被害者30名の名前を列挙し、そのような目に遭う心配をすることなく生活できる自分は“白人の特権”なるものを意識せずにはいられない―としてこのように記していた。

「ジョギングに出かけることができる(アーマウド・アーベリー)」
「ウォルマートで買い物をすることができる(ジョン・クロフォード)」
「命の危険を感じることなく、逮捕されることができる(ジョージ・フロイド)」

アーマウド・アーベリーさんは今年2月、ジョージア州でジョギング中に「付近で発生した強盗事件の容疑者に似ていた」「逃走中だと思った」との理由で元警察官の白人親子に猟銃で射殺された。ジョン・クロフォードさんは2014年、オハイオ州のウォルマートでおもちゃの銃を持って店内を歩いていたところ「黒人が銃を持って歩いている」と通報され、駆けつけた白人警官によって射殺された。ジョージ・フロイドさんは先月、ミネソタ州ミネアポリスにて偽の20ドル札を使用しようとしたところを逮捕され、手錠をかけられたまま道路にうつ伏せにされた。「息ができない」「お願いだ」と命を懇願するも、膝で首を9分間近く押さえつけた白人警官により、ジョージさんは命を落とした。

ジョージさんの死後、今月4日には死亡現場となったミネソタ州ミネアポリスにて、また6日にはジョージさんの出生地ノースカロライナ州レイフォードにて追悼式が行われ、「別れの会 グランドフィナーレ」と称したヒューストンでの葬儀は、故人を見送る最後の儀式となった。

画像は『Jamie Foxx 2020年6月8日付Instagram「Passing it along.」』『Channing Tatum 2020年5月31日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)