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屋根から落ちた作業員、150センチの鉄棒が刺さり重傷 「助かったのは奇跡的」(タイ)

2020年06月11日 05:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

19歳作業員、臀部から鉄棒が突き刺さる
タイの首都バンコクの建設現場で働いていた19歳の男性が、強い風に煽られて屋根から転落した。男性は落下した際に約150センチ(5フィート)の鉄棒が臀部から突き刺さったが、容態は安定しているという。

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今月7日のこと、19歳の作業員ティーラワット・チョーイクさん(Teerawat Choeyku)は住宅の屋根の上で屋根瓦の修復を行っていた。当時の現場は天候が悪く強い風が吹いており、ティーラワットさんは風に煽られてバランスを崩すとそのまま地面に転落した。不運なことに現場には約150センチの鉄棒が置かれており、それがティーラワットさんの臀部を突き刺したのだ。

現場の様子を捉えた写真には、流血したまま苦しそうに横になるティーラワットさんの姿があり、鉄棒はかなりの太さであることが分かる。また貫通こそしなかったものの、鉄棒はティーラワットさんの背中にまで達しており、患部は大きく膨れ上がっていた。


『The Sun』によると、駆けつけた消防隊員はまずティーラワットさんの臀部から突き出した鉄棒約90センチを切断し、その後近くの病院に搬送したという。

事故の目撃者は「ここ2週間ほど天気が悪く、あの日は嵐が来ていて雨も強かったんだ。ティーラワットさんは風に煽られてバランスを崩してね。その時に足をのせた古いタイルが割れて、そのまま転落してしまったんだよ」と明かしている。

なお民間レスキュー団体「Ruamkatanyu Foundation」のジャックチャイさん(Jakchai Banyensakul)は、「ティーラワットさんの容態は安定しており、時間はかかりますが完全な回復が見込まれています。あの状態で助かったのは不幸中の幸いといえるでしょう。悪天候の中の作業には危険がつきものです。建設現場での作業は安全第一でお願いします」と語っている。

ちなみに昨年4月にはインドで180センチの鉄棒が体を貫通した3歳児が、2018年9月にはアメリカでBBQの焼き串が顔面に突き刺さった10歳の少年が奇跡的に助かっていた。

画像2、3枚目は『Daily Star 2020年6月9日付「Builder gets 5-foot metal rod stuck up his bum after slipping off roof in a storm」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)