triplaは6月10日、宿泊予約状況に関する調査結果を発表した。調査は1~5月にネット上で実施し、同社運営の宿泊施設予約システム「triplaホテルブッキング」を利用している国内ホテル・旅館の計約300施設のデータを集計した。
空室検索数が最多だったのは2月2日。その後減少し、3月1日に入ると最高時の半分程度に落ち込んだ。3連休前後の15~22日の週には60%ほどに回復するものの、移動自粛の呼びかけなどを受け、再び減少し始めた。
宿泊件数は伸び悩み まだ最高時の40%程度
4月7日に緊急事態宣言が発令すると、12日の週に空室検索数は底を迎え、最高時から80%減に。その後は徐々に回復し、5月24日の時点では、最低時の約3倍にあたる60%になっている。
宿泊予約件数、実際の宿泊数ともに、最低時は4月12日の週。最高時に比べて予約件数は40%、宿泊数は30%まで落ち込んだ。その後、予約件数は増加傾向に入り、5月24日の時点で最高時の70%ほどに回復している。
一方、実際の宿泊件数は伸び悩んでおり、5月24日の時点でも最大時の40%程度にとどまっている。施設当たりの予約金額の推移についても4月に底を迎えており、最大時の40%程度。その後、急激な上昇を見せ、5月24日では2月時点を上回り、調査期間中で最大の値を示した。