大井川鐵道は10日、新型コロナウイルス感染拡大などの状勢を踏まえ、4月初旬から運休していた大井川本線のSL列車「かわね路号」と井川線の営業運転を6月20日から再開すると発表した。
大井川本線のSL列車「かわね路号」は6月19日まで運休し、6月20・21日に1日1往復運転する。その後、6月22~25日は運休し、6月26日から運行スケジュール通りの運転となる。6月中のSL列車運転日には、「かわね路1号」(新金谷駅11時52分発・千頭駅13時9分着)と「かわね路2号」(千頭駅14時55分発・新金谷駅16時11分着)を運転する。
井川線も6月19日まで運休した後、6月20日から運転再開。同日から通常通りの運転となる。なお、大井川鐵道では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた対策を実施しており、乗客に対してもマスクの着用と「咳エチケット」の徹底、ソーシャルディスタンス確保などの協力を求めている。蒸気機関車(SL)と井川線へ乗車の際に検温を実施し、検温の結果、37.5度以上だった場合は乗車することができない。(木下健児)