6月9日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているアプリリア・レーシングは2017年から同チームで参戦しているアレイシ・エスパルガロと2021~2022年まで2年間契約を延長したことを発表した。
スペイン人ライダーのアレイシは2004年からロードレース世界選手権125ccクラスに参戦しており、2006~2009年には250ccクラスに昇格した。
2009年にはMotoGPクラスのデビューを果たしたが、2011年に中量級のMoto2クラスに復帰。2012年から再度MotoGPクラスを戦っており2014年の第14戦アラゴンGPで2位表彰台を獲得した。
アレイシは現在所属しているアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニには2017年から起用されているが、2017年開幕戦カタールGPと第14戦アラゴンGP、2018年第14戦アラゴンでの6位が最上位であり、 いまだ表彰台に上れていない。
そんな彼が2022年まで6年間、アプリリア・レーシングからMotoGPクラスを走ることが明かされた。
2020年シーズンのMotoGPクラスは開幕していないが、アプリリアの2020年型MotoGPマシン『RS-GP』は大幅に改良されており、強化されたチーム体制で上位フィニッシュを目指す。
アレイシは「この決定に満足している」とアプリリアと2年契約を延長したことについて喜びのコメントを述べた。
「人間的な側面からみれば、僕にとって極めて重要であり、4シーズン過ごしているアプリリアは2番目のファミリーになった。だからこの契約はキャリアの中で最も重要だ。僕がこのプロジェクトの中心にいることが彼らによって証明された」
「技術的なレベルではここ数カ月の成長が僕を納得させた。たくさんの強化が行われ、テストに登場した2020年のRS-GPはうまく機能した」
「冬にスタートした仕事を終える必要があると感じている。このプロジェクトに値する場所に到達するために、チームのみんなと一緒に新しいバイクでレースをすることが待ちきれない」