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マックのドライブスルーに段ボールカーで並んだ男性 注文できずも「笑いは取れた!」(英)<動画あり>

2020年06月09日 21:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

段ボールカーでドライブスルーに挑むも…(画像は『The Sun 2020年6月4日付「BOX CLEVER McDonald’s customer in a cardboard box ‘car’ queues up at drive-thru as fast food chain re-opens」(Credit: BackGrid)』のスクリーンショット)
イギリスでは今月に入ってから、ほとんどのマクドナルドの店舗でドライブスルーやデリバリーでの営業が再開されている。これによりドライブスルーで注文を待つ車が長蛇の列をつくっている店舗もあるようだ。ところがその列の中に段ボール箱で作った車が並んでいた。一風変わったこの車は多くの人を笑顔にしたようだ。『The Sun』『LADbible』などが伝えている。

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今月に入り、イングランド北部ミドルスブラのマクドナルドでデリバリーとドライブスルーでの営業を再開し、多くのマクドナルドファンが押し寄せて長蛇の車の列ができていた。ところがこの列に、1台の変わった車が並んでいた。それは段ボール箱をくり抜いて作った“段ボールカー”だった。

この段ボールカーを運転しているのは地元に住むリー・ワトソンさん(Lee Watson、57)で、段ボール箱に丸く切り抜いた紙をタイヤがわりに貼り付けただけの車は、とても精巧にできているとは言い難いものだった。しかしドライブスルーで待っている人達はこの段ボールカーを目にした途端、笑いが止まらない様子だった。

撮影された動画には、リーさんが撮影者に笑顔を返す様子が捉えられており、この日は雨が降っていたことが分かる。そんな中でリーさんは列に並んで30分ほど待って、ようやく注文できるという時にマクドナルドのスタッフから注文を断られてしまった。

「なんでかな? 彼らは僕の注文を受け付けなかったんだよ。僕の車にエンジンが無かったからかな?」と話すリーさんだが、彼はドライブスルーで注文を待つ人達に笑いを提供したかっただけだったこともあり、すぐにスタッフの言い分に素直に従ってその場を後にしたとのことだ。そんなリーさんは今回の段ボールカーについて、次のように語っている。

「あの時私は、ちょっとした食べ物と笑いが欲しいと思ったんです。朝、仕事場に着いた時にドライブスルーに列ができているのを見ました。私もそこに『早く行かなきゃ』と思って段ボールカーを作ったんです。」

「列に並んだ時に周りの人達が笑ってくれて気分が明るくなってくれたらなって思いました。だって今(新型コロナウイルスによる影響で)難しい時期でしょ。そして30分並んで待ったんだけど、ちょっとがっかりしました。食べ物が手に入らなかったんです。私は手ぶらでその場を去りました。」

リーさんは30分待ってマクドナルドの商品を手にすることはできなかったが、たくさんの笑いが生まれたようで、この段ボールカーを捉えた動画を見た人からはこのような声があがった。

「雨降ってるけど、車が崩壊する前に注文できてたらいいね。」
「彼はその車に自動車税と保険をちゃんとかけたのかな?」
「これが馬鹿げてることなのか天才的なのかわかんなくなったわ。天才ってことにしとこっと。」

ちなみにマクドナルド側では、リーさんがドライブスルーで注文できなかったことを受けて次のように声明を出している。

「みなさんが私たちの元に戻ってきてくれることに対してとても嬉しく思っています。そして私たちのドライブスルーに何件か独創的な方法で注文しようとする試みがあったことも知っています。しかしながら、走行できる自動車以外の方へのサービスは皆さんの安全のためにもできかねるため、通常以外の方法でのドライブスルーのご利用はご遠慮いただいております。」



画像は『The Sun 2020年6月4日付「BOX CLEVER McDonald’s customer in a cardboard box ‘car’ queues up at drive-thru as fast food chain re-opens」(Credit: BackGrid)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)