isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2020年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡
2020年上半期の運勢 今週のおひつじ座の運勢illustration by ニシイズミユカ
夢の見直し
今週のおひつじ座は、「孤独ではあるが、他者に侵されない安逸(あんいつ)にそっと呑まれていくような星回り」。
かつてアメリカを代表する作家マーク・トウェインは「あなたの大きな夢を萎えさせるような人間には近づくな。たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ」と述べました。
歴史を振り返れば、そこには時にどんなケチも近づけさせない「大きな夢」を作り出してしまった巨人たちの姿を、私たちは目の当たりにすることができます。
今週のおひつじ座のテーマは、人生で陥りがちな「平凡な当然さ」を打ち破っていくこと。自分の夢の栄養となるものであれば、どんどん取り入れていきましょう。
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暗闇の先に手を伸ばす
今週のおうし座は、「自分が今後受け取っていけるであろう愛について、直感していくような星回り」。
自分が受け取りたい愛というものがどんなものなのか、そしてそれを得るために具体的にどんな努力をしていかなければならないのかが、改めて浮き彫りになっていきそうです。
また今週は「自信」ということについて、考えさせられるような流れにもなっていくかもしれません。
「(自分には無理かもしれないけど)ああなりたいな」といった、願望にもとづいた自意識やセルフイメージというのは「自分がどんな自分で在るか」を覆い隠すことはできます。しかし、それは決して「自信」とは関係ないのだということを、よくよく自覚しておくべきでしょう。
願望は願望でしかなく、魂の自覚(=本来の自信)とは別の回路なのですから。
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悪と毒の持つ力
今週のふたご座は、「一般に反道徳や悪徳とされているものの中に、既存の“社会”や“秩序”のどうしようもない閉塞感を突破していくヒントを見出していくような星回り」。
意味もなくはまり続ける必要のない枠やステレオタイプから、いかに脱け出していけるかが問われていくことでしょう。
器の中に毒を持った虫を入れ、共食いさせてそこで生き残ることでさらに強まった虫の毒気を利用して敵を呪う呪術のことを「蟲毒」といいますが、私たち人間の中にも、そうした毒虫のごとき悪や暴力への欲望が眠っています。
逆に言えば、こうした暗い欲求をさらに強い欲求によって浄化ないし昇華させていくことができるかこそが、その社会が有している文化の底力なのだといえるでしょう。
今週のふたご座は、そうした自分を奥深いところで蠱惑(こわく)していくようなものや相手に、きちんと身を委ねていくことを大切にしていきたいところです。
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花と啓示
今週のかに座は、「自問自答する中で違和感を、確信へと変えていくような星回り」。
それはまるで、「ひるがほに電流かよひゐはせぬか」(三橋鷹女)という句のよう。鑑賞用の朝顔でも夕顔でもない、昼の強い日差しの中でも咲き続ける昼顔は、その可憐な見た目にも関わらず、どこかに「電流」という荒々しい人工的なエネルギーの気配がかすかに感じ取れます。
今週のあなたもまた、花弁から電流へといった極端な振れ幅において精神を躍動させていく中で、既存の執着やしがらみから離れていくことが少なからずテーマとなっていきそうです。
今週は変化への「兆し」や「予感」がとても強まってくるとき。気を散らさず、ひとりの時間をしっかり確保して、自分の内面へと没入していきましょう。
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相互貫入モード
今週のしし座は、「自分と自分でないものが、相互貫入して交じり合っていくような星回り」。
普段なら強固に張り巡らせている他者との境界線がゆるまって、何か・誰かとの繋がりが濃密に感じられるはずです。
経済がグローバル化した現代社会では、すべてを「交換」して生きていくことが可能とされ、経済的合理性や「コスパ」が推奨されて、自分たちが別のところから何か大事なものを「もらっている」という感覚や記憶が忘れ去られていきます。
その結果として、根本的に自分たちが脆弱な存在で、たくさんの「贈与」を「負債」として抱えることでやっと成り立っているのだという認識や、「おかげさま」という感覚さえも忘れ去られていっているのではないでしょうか。
その意味で今週は、既に自分の一部であるところのものを、改めて外部に発見していけるかもしれません。
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キャッチボールと友情
今週のおとめ座は、「不在を通して<友>との距離を感じていくような星回り」。
恋愛は結婚に形を変えたとたんに消えてしまう一方で、友情というものはほとんど形が変わることがない代わりに、それを維持していくには純粋に「ボールを交換し続ける」以外に方法がありません。
そこでは、どちらか片方側のみに長くボールを温めて続けることは許されず、必ずボールを返していかなければならない。しかし、相手やボールを見失わないようにと近い距離でやり取りしていれば、おのずと手応えも軽く、こころもとないものになっていく。
その点やはり、ある程度離れた距離でカーブを描いた球がズドンと手に響くからこそ、キャッチボールのしがいというものが出てくる訳です。
そう考えてみると、案外キャッチボールを続けていくのはかなり難しいことなのではないでしょうか。でも、それを試みてみること。それがおとめ座の今週です。
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養生=芸術
今週のてんびん座は、「苦しむことを拡げていくような星回り」。
「整体」の産みの親である野口晴哉は、語録集『偶感集』に収録された「雨」という断章の中で「人間の生きているのは苦しむ為だ。その苦しむことが楽しくなる迄、生きていることを養生という」と述べています。
人間は自分の心身が苦しいことだけが苦しいのではなく、他人や世界の一切の動きにも苦しむ。その苦しみに徹し、苦しむことが楽しくなるまで、苦しむことを拡げていくとのこと。
今週のあなたもまた、何に力を入れ、どこから力を抜いたらいいのか、軌道修正をかけていくことがテーマとなっていきそうです。
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光を放つ先にあるもの
今週のさそり座は、「理性を失う快感か、明かりを消す情緒かを選んでいくような星回り」。
「夜光虫岩を蝕むごとく燃ゆ」(大野林火)という句では、夜光虫が岩を蝕んで燃えているように見える様子が詠まれています。これは実際に見えないはずのものを幻視しているのであり、そうすると「岩」とは何を表しているのでしょうか。
それは象徴的に捉えれば「命に終わりをもたらすもの」であり、「精神を窒息させるもの」。つまり、苦しみの元であり、それを浸食していくかのごとく、夜光虫はみずからの命を燃え上がらせていっているのです。
今週のあなたもまた、人生を再起動させていくにあたり、自己のうちでせめぎ合うもののどちらに身を任せていくべきか、選んでいくことになるでしょう。
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成熟のきっかけ
今週のいて座は、「床板を踏み抜いていくような星回り」。
職人やアーティストなどは、年を取るごとに技術的にはうまくなっていって安定感は出てきますが、逆に当初持っていた荒削りの魅力は失われていくという人がほとんどなのではないかと思います。
これはいかに表現者として成熟していくということが難しくて、ある程度のところで小さくまとまってしまうかという話でもあり、思想家の吉本隆明はそうした大部分の人について、「床板の上で仕事をするようになる」と評していました。
今週のあなたもまた、「一から出直す」という機会を自分で創っていけるかどうか、という局面を何かと迎えていきやすいでしょう。年甲斐など忘れて、ただやんちゃな子どものように振る舞ってください。
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自負を描く
今週のやぎ座は、「いかんともしがたい現実に、強烈な自負をぶつけていくような星回り」。
例えるなら、「汗臭き鈍(のろ)の男の群に伍す」(竹下しづの女)という句。これは図書館での仕事をまるで畑での野良仕事のように表現し、同僚らを汗の匂いがきつい鈍重な家畜の群れのごとく描写しています。
そこには自分は女一人であっても、彼らには負けていないのだという強烈な自負が感じられます。
「これでこそ私なのだ」という1つのスタイルを、外部に刻印していくことがテーマとなっていきそう。よくよくこれまでの自分がどんな人生の「アウトライン」を作ってきたのか、そして、そこからどんな物語を紡ぎえるのか、じっくり考えてみるといいでしょう。
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休戦信号をおくる
今週のみずがめ座は、「頼りなく不安定な自分を認めて肯定していこうとするような星回り」。
「なよなよ」という擬態語はどこか線が細くて、柔らかく曲がりくねり、芯がしっかり通っていないような印象を与えます。そして結果として、その頼りなさや弱さによって他者を動かしてしまう、そういう姿態のことを指します。
自他をないまぜに、互いの差異をないがしろにして、どこか緊張の欠いた、なめらかで、なごやかである代わりに、十分に自立していないような、そういう関係性や空気感をもたらす態度のことだと言ってもいいでしょう。
今週のあなたは、いつも確かで安定的であることは不可能なのだという“許可”を、みずからに与えていくことがテーマとなっていきそうです。人に見せていきたいセルフイメージをいったん自分から外して、身体の微妙な感覚のゆらぎを解き放っていくための時間をきちんと確保していくといいでしょう。
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目覚めとそれを語る言葉
今週のうお座は、「浅い眠りからまたひとつ目覚めていくような星回り」。
「明易しねむる力の衰へて」(鈴木基之)という句では、「今まで夢中になれていた幻想から目を覚まし、代わりにこれまで見ない振りをしていられた現実に目をやっていかねばならない。幻想の中に留まり続けるのにも力はいるのだ」と詠まれています。
今週のあなたもまた、嫌でも「もういい加減これに気が付かないとヤバいぞ」という“意識の危機”を通過していくことになっていきそう。
改めて心の真実の前に、それに相応しい言葉が出てくるまできちんと熟成させていくことの大切さを、改めて思い出していきたいところです。
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