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iPhone 12は6.1インチから先に製造開始? 7月に量産、例年より1ヶ月の遅れになる見通し

2020年06月08日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

YouTubeチャンネル『TT Technology』より

 iPhone 12シリーズは、今秋にはリリースされると噂されているが、例年より、1~2カ月遅れのペースで進行。間もなく生産が開始される見通しであることが複数メディアで報じられている。


(参考:iPhone 12、新たなデザインがリーク 5G対応のため“SIMスロット周辺”の設計変更か?


 『Appleinsider』は「Appleのサプライチェーンが7月のiPhone 12生産に向けて準備進行」と報道(参考:https://appleinsider.com/articles/20/06/01/apple-supply-chain-gearing-up-for-iphone-12-production-in-july)。同メディアでも紹介されているYouTubeチャンネル『TT Technology』は、新たに発売される各モデルの仕様を含め、最新情報をまとめた動画を公開した。


・まずは画面サイズ6.1インチのモデルに着手
 業界関係者によると、AppleのiPhone生産スケジュールは、間もなく開始し、iPhone 12の量産は7月に始まるという。これは、例年と比較するとやや遅れているペースとなる。


 これまで、秋口にリリースされてきたフラッグシップモデルのiPhoneの生産は、通常5月か6月上旬に開始していた。従って、7月に生産が開始するのであれば、2020年のモデルの遅れは、1~2カ月と見積もることができるだろう。


 製造サプライチェーン内部の情報筋によると、間もなく量産が始まるモデルは、スクリーンサイズが6.1インチのものだという。全4モデルのうち2つが、6.1インチになると言われている。つまり、iPhone 11シリーズの3機種から1つ増えたことになる。


・同時期、それとも時間差リリース?
 Appleは、基本的にiPhone 12シリーズの全4モデルを同時に発表して、同時期にリリースすることを考えてると言われている。


 しかし、『Digital Trends』は「もし生産を同時期に行うことができなければ、Appleがリリースするタイミングをずらす可能性もある」と伝えている(参考:https://www.digitaltrends.com/mobile/iphone-12-production-rumor-july-news/)。


 過去の事例を振り返ると、 2017年は、9月下旬にiPhone 8とiPhone 8 Plusをリリースし、約1カ月半後の11月初旬にiPhone Xを発売した。


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行で、市場環境の予測が難しくなっており、Apple内でも、まだリリース日を確定させていない可能性がある。


 7月に生産生産開始という今回の遅れについては、新型コロナウイルス感染症により、コンポーネント供給が滞ったことに加えて、Apple従業員の渡航制限といった感染拡大予防対策や、パンデミックに伴う需要予測の変化といった、様々な要因が影響していると言われる。


 この混乱の最中、4月にリリースされたiPhone SE(第2世代)は、下方修正した販売目標を達成した。iPhone 12がどの様な成果をもたらすかも、気になるところだ。


(Nagata Tombo)