ACOフランス西部自動車クラブは、6月13~14日にrfactor2で開催される世界最大級のオンラインレース『ル・マン24時間バーチャル』について、サウジアラビアEスポーツ連盟がタイトルスポンサーを務めると発表した。
『ル・マン24時間バーチャル』は、新型コロナウイルスの影響により開催が9月に延期されたル・マン24時間の、本来の開催日である6月13~14日に行われるバーチャルレース。ドライビングシミュレーターのrfactor2が使用され、各チームはプロドライバーとシミュレータードライバーが組んで挑む。またこのレースは、LMP2とLM-GTEの2クラスで争われる。
すでにエントリーリストも発表され、タイムスケジュールや各チームのマシンカラーリングも公開されているが、このレースをサウジアラビアEスポーツ連盟が冠スポンサーとしてサポートすることになった。
サウジアラビアEスポーツ連盟は、『ジ・サウジアラビアン・フェデレーション・フォー・エレクトリック・アンド・インタラクチャル・スポーツ(SAFEIS)』が正式名称で、Eスポーツやマインドスポーツの分野で、サウジアラビアのゲーミングアスリートの育成、ゲーミングコミュニティと産業の発展を目指す組織だ。サウジアラビアには600万人ものゲーマーがおり、グローバルなゲーミングハブになることを目指しているという。
SAFEISの会長を務めるファイサル・ビン・バンダル・アル・サウド殿下は「サウジアラビアはモータースポーツとル・マンとは長年の関係があり、近年はフォーミュラEやダカールラリーを開催することで、その繋がりは強化された」とコメントした。
「さらに我々は、これまで開催された最大のチャリティEスポーツイベントである『ゲーマーズ・ウィズアウト・ボーダーズ』を開催することで、ゲームの世界での新たな勢力となっている。これらのふたつの世界を融合させ、レースとゲームへの情熱を組み合わせることは、新型コロナウイルスにより世界が困難な時期に、理想的な機会と判断したのだ」
今回、SAFEISがル・マン24時間バーチャルをサポートすることで、すべてのル・マン24時間バーチャルに参戦するrFactor2内の車両のフロントウインドウにバナーが貼られるほか、コースサイド等にブランディングされる。