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ホスト界の帝王・ローランド、コロナ禍での営業停止に「誰も責任を取ってくれない」

2020年06月07日 11:51  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 ホスト界の帝王と称されるローランドが6月3日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、自身が経営するホストクラブの営業停止について言及した。


(参考:ホスト界の帝王・ローランド、アニメ『ラブライブ!』の魅力を熱弁 ミニマルな“おうち時間”を公開


 3月30日、小池百合子都知事が記者会見で、バー、ナイトクラブなど接客を伴う飲食業、カラオケ、ライブハウスへの出入りを自粛するよう要請。これを受けてローランドは4月1日、自身が経営するホストクラブ「THE CLUB」の営業停止を決定。この時は、緊急事態宣言発出前で、営業を続ける競合店が多かった。そんな状況下で、いち早く英断を下したローランドに対して、称賛の声が多く寄せられていたのだが、一部の従業員からは「なんで休むんですか?」「社長の体裁を守るために僕らが犠牲になるんですか?」と反発も食らっていた。


 今回の動画が撮影されたのは5月21日。緊急事態宣言全面解除が間近に迫っていたこともあって、ローランドは「もうちょいで終わりですね」と言い、「スタッフも感染者1人も出なかったので、本当に良かった」と安堵した。


 しかし、店を開けていないため「THE CLUB」は当然赤字。ローランドと従業員たちに経済的打撃がないはずはない。


 営業停止の判断に対して「正しい」という意見が多かったことを受けて、ローランドは「経営者じゃない人からしたら休むのが正しいって言うに決まってるじゃないですか。でも、経営者からしたら綺麗ごとばっかり言っていられないってところもあるので……」と複雑な胸中をのぞかせた。


 そして、「俺が倒産しても、正しいと言ってくれた人は責任を取ってくれない」とローランド。「だとしたら、リスクを負ってでも店を存続させるっていうほうが、もしかしたら、結果的に正しいかも知れない。これで潰れたら元も子もないので、営業しているところがカッコ悪いなとは思わないですし、色んな意見があっていいなと思います」と、あくまでも正解がないことを強調した。


(こじへい)