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SixTONES、高まるシングル『NAVIGATOR』への期待 メンバーから明かされた歌唱部分の聴きどころ

2020年06月06日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 「#ナビゲーターがナガビーター」ーーこんな時でも笑いに変えてくれるSixTONES。6月3日の発売を予定していたSixTONES2枚目のシングル『NAVIGATOR』。発売が延期となったが、パズルゲームをリリースし「ナビゲーターをナラベーター」とダジャレ交じりで楽しませてくれている。


(関連:ティーザー映像が公開されたソニーミュージック公式Twitter


 そんななか、2ndシングル発売を前に、複数のテレビ誌ではSixTONESが表紙を飾り、新曲に対する思いを語っている。


 2ndシングル曲「NAVIGATOR」は、テレビアニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』(ノイタミナ/フジテレビ系)のオープニングテーマに起用された。第1話ではクレジット表記なしで公開され、SNS投稿を交えながらサプライズ的に発表された。


 5月31日にはソニーミュージックの公式Twitterアカウントで、ソロバージョンのティーザー映像が公開された。ブルーの照明に照らされた6人、そして都会の夜景をバックにしたジェシーが映っていた。28秒の映像だけでもカッコいい仕上がりであることがわかる。


 ピアノの旋律が印象的な1stシングル曲「Imitation Rain」。デビュー曲としても珍しい静けさのある楽曲に対して、「NAVIGATOR」はイントロからストリングス特有のキレのある音に掻き立てられる。静かな始まりではあるが、予測不能な音階を辿るところにミステリアスさがあり、サビでは疾走感や力強さを感じる。アニメのタイアップだけに物語を踏襲した世界観を盛り込み、予定調和ではない楽曲がSixTONESにハマっている。


 低音パートを担当した髙地優吾は「歌うのはマジで難しい」※1と、テンポの速さと慣れない低音域の発声に苦戦したという。同じく低音を担当した松村北斗も、「パキパキ出し過ぎてポップな感じになるのはダメだし、逆に響かせすぎると言葉ではなく音になっちゃうから」※1と低音の出し方は何度かトライしたと明かした。


 京本大我は中でもBメロに苦戦したという。「歌い方によってはのっぺり聴こえたり、(テンポ感が)遅どりになっちゃうから」※1と、納得いくまで録り直したというサビ前は必聴だ。SixTONESの魅力の一つに美しいハモリが挙げられるが、田中樹によれば、「この楽曲でも複雑なハモリがあったから、スキルがあがっていると思う」※1と、聴きどころを伝えてくれた。


 一方、カップリングについて言及した森本慎太郎。「カップリング曲も、すごく俺好み。チルソングっぽい感じの曲もあって、俺は朝、よく流してる」※1と、A面とのギャップがありそうな予感。こちらも期待大!


 レコーディングでは苦戦したというジェシーは「一日に一回は絶対に聴いてる」※2とすでにお気に入りのよう。ジェシーが「もしも採点機能で100点をとった人がいたら…」※2と、冗談交じりでコメントしていたが、田中も同様にカラオケで歌うのは難しいかもという。それほど難しいレコーディングだったことが伺える。


 1stシングルでは赤と黒だったのに対して、2ndではブルーの照明が光る。また一つ新たな景色がみられそうでティーザーサイトの解禁が待ち遠しい。そして6人の音とカラーが織りなす世界観が楽しみだ。


 ちなみに、『ザテレビジョン』では涼しげな浴衣姿を、一方の『TVガイド』では白のワントーンコーディネートに花冠姿を披露。ここまで世界観ががらりと変わっているのも珍しく、白皙の美男、艶っぽい色気と甲乙つけがたいビジュアルも必見だ。


 “ナビゲーターがナガビーター”ではあるが、いまはじりじりと弓を引いている状態と捉えたい。ひとたび世に放たれれば、“ズドン”と胸に突き刺さることだろう。より一層深い沼にハマることは間違いなさそうだ。


<参照>
※1『ザテレビジョン』6/12・19合併号
※2『TVガイド』6・12号


(柚月裕実)