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カーラ・デルヴィーニュ「性別に関係なく惹かれる」 性的アイデンティティを告白

2020年06月05日 19:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「これからもずっとパンセクシュアル」とカーラ・デルヴィーニュ(画像は『Cara Delevingne 2020年5月5日付Instagram「Looking back on past year’s Met Gala looks...」』のスクリーンショット)
英トップモデルで女優のカーラ・デルヴィーニュ(27)が『VARIETY』誌のインタビューに応じ、自身がパンセクシュアル(全性愛)であることについて語った。性別や性的アイデンティティに関係なくすべての人に惹かれることやカミングアウトした時の気持ち、これまでの交際相手への想いなどを告白した。

5月にロサンゼルスの自宅から『VARIETY』誌のリモートインタビューに応じたカーラ・デルヴィーニュは、自身の性的アイデンティティについてこう語っている。

「私は常に変化するの。自分自身が女性らしく感じる日があれば、男性らしく感じる日もある。」

そして「私は、これからもずっとパンセクシュアルのままだと思う」と、すべてのジェンダーに興味を惹かれることを明かした。

「人が“彼ら”であろうが“彼”であろうが“彼女”であろうが、そんな定義には関係なくその人物を好きになってしまうの。それだけのこと。私はその人物に惹かれるの。」

パンセクシュアルとは相手の性別や性的アイデンティティを認識せず、すべての人を恋愛対象にすることだ。よく混同されるバイセクシュアルは相手の性別を認識して恋愛対象とするため、パンセクシュアルとは区別される。

ファンに向けて自分自身が性的に流動的であることを告白したことについて、カーラは「カミングアウトする必要があるなんて、思ってもいなかった。“これが私自身だってことを知って欲しい”って感じだった」と言う。

そんなカーラはこれまでに男性とも交際してきたが、女性と初めて付き合ったのは18歳の時だったそうだ。2014年から2016年には“セイント・ヴィンセント”名義で活動する米シンガーソングライターのアニー・クラーク(37)と交際。今年5月には、約2年間交際した女優のアシュレイ・ベンソン(30)と破局していた。

これまでの関係について具体的に話すことはしなかったものの、カーラは交際を明らかにすることによる悪影響についても認めた。

「今まで付き合ってきた人達には、悪いと思ってきたわ。普通でいることを維持するのはとても難しい。だからこそ今は、以前よりもっとプライベートを大切にする傾向にあるのだと思う。プライベートを公にすると、たくさんのことが台無しになってしまうからよ。」

毎年6月には世界各国でLGBT文化を称える「プライド・パレード」が行われている。スポーツブランド「プーマ(PUMA)」のアンバサダーを務めるカーラは、2020年のプライド・パレードに向けてプーマとコラボレーションしたレインボーカラーのアイテムを発表した。売り上げの一部はLGBTQ財団に寄付されるという。

2019年、カーラ・デルヴィーニュは若者のLGBTの自殺防止を目的とする非営利団体「The Trevor Project(トレヴァー・プロジェクト)」のニューヨーク・ガラで、ヒーロー賞を受賞している。

画像は『Cara Delevingne 2020年5月5日付Instagram「Looking back on past year’s Met Gala looks...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)