常盤貴子と言えば、1990年代から多くのテレビドラマに主役やヒロインとして出演してきた。奇しくも豊川悦司と常盤貴子がW主演の1995年7月期TBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』の『2020年特別版』が5月31日から全4回の予定で放送中だ(一部地域を除く)。同作で豊川は聴覚障害がある新進青年画家の榊晃次を、常盤は劇団で演技を勉強している女優の卵・水野紘子を演じた。手話を介して2人の織りなす純粋なラブストーリーが評判を呼び、平均視聴率21.3%、最終話で最高視聴率28.1%を叩き出した(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。また、主題歌のDREAMS COME TRUE『LOVE LOVE LOVE』も約250万枚を売り上げる大ヒットを記録した。
その後も常盤貴子はスペシャル版も何度も制作された岸谷五朗主演フジテレビ系『みにくいアヒルの子』でヒロインの松永まさ子役などいくつもの作品に出演し、木村拓哉と常盤がW主演のTBS系『Beautiful Life ~ふたりでいた日々~』(2000年)では平均視聴率32.3%、最終話では41.3%といった驚異的な数字を記録した(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。近年は今年4月に亡くなった大林宣彦監督の映画などに出演していたが、2019年1月期TBS系『グッドワイフ』では蓮見杏子役で久しぶりに連続ドラマで主演した。