2020年06月05日 07:51 リアルサウンド
韓国の人気No.1恋愛リアリティショー『HEART SIGNAL(ハートシグナル)』。容姿端麗な男女6人が、シェアハウスで1ヶ月共同生活を開始。そこで巻き起こるラブバトルを描いた番組だ。
「入居中は、自分から異性に直接告白できない」「毎晩0時になると、気になる異性に匿名でメールを送る」といったルールで、三者三様の恋愛模様が展開。核心を突けない状態で異性にアプローチせねばならない“駆け引き”や、誰が恋のライバルか探る“心理戦”が大きな見どころだ。
加えて、スタジオにいる著名人が「入居者の誰が誰を好きか(ラブライン)」を当てると賞金がもらえる、という2軸の構成になっている点が特徴。わずかなヒントからラブラインを予想しなければならないという“謎解き要素”も好評を博し、これまでに2シーズンが製作されるほどの過熱ぶりを見せている。
5月27日に放送された第8話は、新メンバーを迎える様子が中心に描かれた。これでシグナルハウスの入居者は計8人に。それぞれが選ぶ相手は、誰になるのだろうか?
以下、第8話の見どころをレポートする。本編のネタバレもあるため、ご注意いただきたい。
(参考:韓国がアツいのは映画やドラマだけじゃない! 韓国No.1恋リア『HEART SIGNAL』の魅力を分析)
キム・ガンヨルの「公開デート申し込み」が印象的だった第7話。これまでのメンバーにいなかった、ガンガン行くタイプのガンヨルが“恋の戦況”をかき乱す姿が目立っていた。最新のラブラインは、下記の通り。
《男性》
チョン・イヌ→パク・ジヒョン
イム・ハンギョル→ソ・ミンジェ
チョン・イドン→ソ・ミンジェ
キム・ガンヨル→パク・ジヒョン
《女性》
イ・ガフン→チョン・イドン
パク・ジヒョン→イム・ハンギョル
ソ・ミンジェ→イム・ハンギョル
第8話は、ガンヨルとガフンのデートで幕を開ける。ジヒョンとのデートでは会話がうまくかみ合わない時もあったが、ガンヨルとガフンは相性がいいのか、好きなものや価値観など話題が尽きない。テンポのいい会話を繰り広げ、ランチをとった店で、料理に盛り付けられた花をどっちが食べるか、というゲームも。お互いリラックスした表情で、デートは終了する。
その後、2人は別行動をとることに。先に新メンバーの歓迎会の買い出しに出ていたイヌ・イドン・ハンギョルと合流したガンヨルだったが、なぜか「お出迎え前の儀式」よろしく4人で顔パックをすることに……。ベッドに並んで横になり、顔パックを使う姿が和む。
一方そのころ、ガフンはジヒョン、ミンジェとカフェで女子会に興じていた。「全然気まずくなくてずっと話してた。付き合ったらウソつかなそう」と報告するガフン。「他の3人はナイーブだよね」と比較したり、赤裸々な本音トークが炸裂する。
とはいえ、やはり3人とも日々移ろう自分の気持ちに悩んでいるようで、時折表情を曇らせる。ジヒョンが「新しい人と、気になる人がかぶったらどうする?」と聞き、ガフンが「奪うか、見守るかでしょ」と“名言”を発する場面も見られた。果たして、新メンバーが来ることで状況はどう動くのか……。
女子メンバーが想いを馳せている間、シグナルハウスを訪れたのは、“子犬系女子”のチョン・アンナ。27歳の元キャビンアテンダントで、現在は一般企業で秘書を行っている。ハンギョルとイドンの手料理、ガンヨルとイヌの飾りつけで迎えた男性陣は、ホールケーキをプレゼントする。動物トークで盛り上げるなど、いつになく積極的なイドンが新鮮だ。
その後、女性陣も合流するが、男性陣はマイペースなガンヨル以外おとなしくなり、やや気まずい雰囲気が流れる。新メンバーをもてなしたい気持ちと、女性陣の機嫌を損ねたくない気持ち……。男性陣の葛藤が、手に取るように伝わってくる。
女性陣が引き揚げた後、ホッとした男性陣は飲みなおしていたが、そこに新アイテム「デートチケット」が登場。女性陣が1人につき2人ずつ、デートに行きたい男性を選び、それが映画のチケット形式で渡される。つまり、男性陣はチケットに表示された映画のビジュアルから、どれが誰からのものなのか思案する必要があるのだ。ちなみに、絵柄はそれぞれ『アバウト・タイム』『きみに読む物語』『八月のクリスマス』『猟奇的な彼女』の4枚。今回は、いつものラブラインとは違ってこの相手を当てるのが目的となるが……。
早速結果を見ていこう。内訳は、下記の通り。
ガフン→イヌとハンギョル
ミンジェ→ハンギョルとイヌ
ジヒョン→イヌとガンヨル
アンナ→ガンヨルとイドン
イヌが1番人気で、イドンが最下位という結果に。誰から宛てられたものか知らない男性陣が選ぶのは、どのチケットだろうか? 詳細は次回で明かされる。
……とその前に、選択権のなかったイドンは、アピールが功を奏したのか新加入のアンナとのデートが実現。車に乗って出かける2人だったが、いつもにまして緊張気味のイドンを気遣い、アンナは「かしこまらなくていいよ」と語りかける。
その言葉で緊張がほぐれたのか、イドンは「理想のタイプは?」と気になる「好み」について直球で質問。「外見でいうと、見てて楽な人。目鼻立ちが濃い人はあまり好きじゃない」とハキハキと答えたアンナは、「イドンさんは、私の好きなモデルにすごく似てる」と発言してイドンを喜ばせる。
その後、郊外の雰囲気のいい焼き肉屋にやってきた2人。食べっぷりがよく、表情が豊かなアンナに微笑みながら、せっせと焼き肉を作り続けるイドン。「僕はよく食べる人が好きなんだ」としっかり好意も伝え、初デートは成功に終わるのだった。
来週は、残り3組のデートが描かれる。一体、誰と誰が組むのか? そしてその結果、ラブラインはどう変わるのか? 楽しみにしながら、次回を待とう。
(SYO(映画ライター))