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中尾明慶、仲里依紗、青木崇高、夫婦共演の感想は? 『リモートドラマ Living』収録を終えて

2020年06月04日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

『リモートドラマLiving』写真提供=NHK

 6月6日に第2夜がNHK総合にて放送される『リモートドラマ Living』。このたび、中尾明慶、仲里依紗、青木崇高の3名よりコメントが寄せられた。


参考:広瀬姉妹、永山兄弟、夢のラインナップが実現 『リモートドラマ Living』台詞の背後を深読み


 本作は、「コロナ禍の今だからこそ、最高のエンターテインメントをお届けしたい」という脚本家・坂元裕二の思いのもと、リモートで制作されたファンタジードラマ。第1話には広瀬姉妹、第2話には永山兄弟、第3話には中尾明慶、仲里依紗夫婦、第4話には青木崇高、優香(声)夫婦と、“家族”たちが出演。また、阿部サダヲと壇蜜(声)が全話を通して出演する。


 第3話は、「妻より怖い存在はこの世にいません」と、愛しているからこそ、妻に怒られ、捨てられることを恐れる一人の夫の物語。そんな気弱な彼がある日、ちょっとした特殊能力を手に入れた。その能力とは……。


 夫婦での二人芝居について、中尾が「短いドラマですけど、2人で稽古もしました。家族ならではだと感じたのは、たたくシーンで遠慮がない(笑)。普通の共演者だったらもっと遠慮すると思います」と撮影の裏側を明かすと、仲は「これを私たちの新しい武器にできたら今後の役者人生がもっと楽しくなるんじゃないかと思います」と本作で新たな可能性を感じたとコメント。


 第4話は、出産直後の妻に風邪をうつさないよう、自室に籠もって過ごしている夫の物語。会社を休み、ぼーっとテレビを見ていると、ある野球中継が目に留まる。野球の試合は自粛されているはずなのだが……。


 妻・優香が声のみでの出演となり、一人芝居となった青木は、「坂元さんの本のおかげで孤独ではありませんでした。キャラクターが成立するための感情や、その人が生きてきた道筋がちゃんと描かれていますし、奥さんがモニターの向こうにいるという細かい設定があって、1人ではないという状況を作ってくれていました。リモート画面の向こうに大勢のスタッフさんもいらっしゃったので、1人という感覚はありませんでした」と坂元脚本への感謝を述べた。


■第3話出演 中尾明慶×仲里依紗


◯収録を終えて
●中尾明慶
もっと笑ってしまってNGを出したりするのかなと思っていたんですが、以外と照れはありませんでした。ストーリー自体が短いので、キャラクターをつかむのは普通の共演者相手でも難しいと思います。短いドラマですけど、2人で稽古もしました。家族ならではだと感じたのは、たたくシーンで遠慮がない(笑)。普通の共演者だったらもっと遠慮すると思います。


●仲里依紗
普通だったらたたかれるほうも気を遣って「痛い」とは言わないと思いますけれど、今回はすぐに「痛い」って。そういう気遣いがありませんでした(笑)。今回リモートに挑戦してみて、短くても即興で面白いムービーを自分たちで作って世の中に届けられる可能性を感じました。これを私たちの新しい武器にできたら今後の役者人生がもっと楽しくなるんじゃないかと思います。


◯脚本について
●中尾明慶
ちゃんと相手に向き合わなければいけないというのは、夫婦に限らず、友人や両親が相手であっても言えると思います。本当に素敵な物語です。


●仲里依紗
セリフに出てくる「靴下が脱ぎ散らかされている」エピソードなどがリアルなので、当て書きかなと一瞬思いました(笑)。辛いときもぶつけ合わないとだめなんだ、楽しいことも辛いことも全てを一緒に共感して夫婦なんだというのは脚本から強く感じました。


◯見どころ
●中尾明慶
最終的には大事なメッセージがありますが、序盤はかなりコメディなので夫婦だから出せるコミカルな雰囲気を楽しんで頂きたいなと思います。笑える作品になっていると思います。


●仲里依紗
私たち2人を結婚してから見てくださっている方はSNSのイメージが強いと思うので、こういう形で、2人の雰囲気を持たせつつ、お芝居をしているというのは新鮮に楽しんで頂けるのではないかと思います。どういう反応があるかすごく楽しみです。


■第4話出演 青木崇高


●収録を終えて
空間的には一人芝居ではあるのですが、坂元さんの本のおかげで孤独ではありませんでした。キャラクターが成立するための感情や、その人が生きてきた道筋がちゃんと描かれていますし、奥さんがモニターの向こうにいるという細かい設定があって、1人ではないという状況を作ってくれていました。リモート画面の向こうに大勢のスタッフさんもいらっしゃったので、1人という感覚はありませんでした。


●脚本について
単純にすごく感動して泣けました。注目される側ではない人生のストーリーを掘り下げていて、共感もしましたし、引き込まれました。まさかのタイミングではあるけれど、ずっと心の底にこびりついていた出来事に向き合わせてもらえたこの人は幸せな人なんじゃないかと思います。ファンタジーな部分もあるんだけれども、とてもリアリティのある、本当にすごく素敵な脚本ですよね。


●見どころ
見どころは映像だけでなく、制作する段階から始まっていると思います。リモート制作でドラマを作るということ自体、すごく考えることがありました。やはりドラマは色々な事が落ち着いてから撮影する方が良いんじゃないかという思いもあったんですけれど、最終的には制作の意欲に乗りたいという思いで引き受けさせて頂きました。この時期にこのドラマを制作したという姿勢も見どころというか、誇らしいことになったらと思います。
間違いなく自分の人生に残るドラマになるので、しっかり向き合いたいと思って頑張りました。


(リアルサウンド編集部)