マクラーレンF1チームのランド・ノリスが、2020年F1開幕に備え、F3マシンでの走行を行った。新型コロナウイルス感染拡大によりシーズン最初の10戦が延期あるいは中止となり、ドライバーたちは約3カ月にわたり、レーシングカーの運転から遠ざかっている。
6月2日にF1は序盤8戦の日程を発表、7月5日のオーストリアでシーズンがスタートすることが明らかになった。
ノリスは、2017年にヨーロピアンF3選手権でタイトルを獲得した際に所属していたカーリンの協力を得て、今週、F3マシンでシルバーストンを走行した。
このテストを前に、ノリスは、実戦に備えてGフォースに体を慣らすためにコースを走行すると述べていた。
「近々F3のテストをするし、来週にはカートに乗る予定だ。体を慣らすためだよ」とノリスがコメントしたとFormula1.comが伝えた。
「Gフォースなどから受ける身体的な感覚を取り戻したい。筋肉に記憶を取り戻させて、本来の機能を発揮させるためだ。実際に走ることは体にとってある程度衝撃になるだろう。全開で走れるクルマに乗るのは気持ちがいいだろうね」
このインターバルにトレーニングを積み、積極的にバーチャルレースに参加してきたノリスだが、久しぶりにF1マシンに乗ることは「チャレンジ」になると考えている。
「この2、3カ月はコンピュータの画面をずっと見ていたから、来月レースが始まる時には少しおかしな感じがするかもしれない」
「楽しみだよ。F1マシンに復帰するのは簡単なことではないだろう。F1は他のどんな乗り物とも違うし、走るのが難しいんだ。だからこそ楽しいんだけどね。久々にF1マシンでコースを走った時にはクールな気分になるだろう。最大限にプッシュして、限界に挑戦しているという感覚を持てるんだ」
https://twitter.com/CarlinRacing/status/1268168221045198850