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エミリオ・エステベスが監督・脚本・製作・主演を兼任 『パブリック 図書館の奇跡』7月公開

2020年06月04日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『パブリック 図書館の奇跡』(c)EL CAMINO LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 エミリオ・エステベス監督最新作『The Public(原題)』が、『パブリック 図書館の奇跡』の邦題で7月よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定。あわせて場面写真が公開された。


参考:ほか場面写真はこちらから


 本作は、『ボビー』『星の旅人たち』のエステベス監督が、ある新聞記事に着想を得て、完成までに11年の歳月を費やし、自らが主演を務めた人間ドラマ。『ミッション:インポッシブル』シリーズのアレック・ボールドウィン、『ニンフォマニアック』のクリスチャン・スレーター、『007』シリーズのジェフリー・ライトらが脇を固める。さらに『ネオン・デーモン』のジェナ・マローン、Netflixオリジナル『オレンジ・イズ・ニューブラック』で主演を務めたテイラー・シリングらも出演する。


 記録的な大寒波の到来により、行き場がないホームレスの集団が、米オハイオ州シンシナティの公共図書館を占拠することから物語は始まる。約70人のホームレスの苦境を察した図書館員・スチュアート(エミリオ・エステベス)は、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップを目論む検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは。


 あわせて公開された場面写真では、大勢のホームレスたちに囲まれたスチュアートの決意の表情や、夜の図書館に駆け付けた警察官たちと図書館職員の同僚(ジェナ・マローン)、警官隊を率いる刑事(アレック・ボールドウィン)らの姿が切り取られている。 (文=リアルサウンド編集部)