島精機製作所がマスクの製造データを追加公開、子どもサイズや夏用への対応も

島精機製作所が、同社横編機で製造可能なマスク用データをユーザーサイトで公開した。

　島精機製作所は、新型コロナウイルス感染症拡大による衛生マスク不足の問題を受け、3月19日から同社製の編み機を納入しているメーカーに向けてニット製マスクの編成データを公開している。
　今回、新たに公開したのはホールガーメント横編機と成型編み機に活用できるマスク用製造データ。ユーザーサイト内から指定の品番のデータをダウンロードすることで活用できる。ホールガーメント横編機用のデータは、「SWG091N2」をはじめとする小物用品の編み立てに適したホールガーメント横編機「ホールガーメント・ミニ」シリーズの15ゲージ機と18ゲージ機に対応。成型編み機用のデータは、ループプレッサーベッドを搭載したコンピュータ横編機「SVR093SP」「SVR123SP」「SVR183SP」の14ゲージ機に使用できる。
　いずれのマスクも顔へのフィット感が高い立体形状で、ホールガーメントのマスクはストラップを同時に編み込むため耳への負担を軽減。成型編み機で製造されたマスクは編み地に横糸を挿入するインレイ編成でゴム紐を編み込むため、ゴム紐を通す必要が無く製造時間が短縮できる。一部のデータは、細かいゲージや一枚生地でも編み込むことができ、薄くて軽い夏用マスクの製造が可能。大人用2サイズと子ども用3サイズに対応する。
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