トップへ

『会えない恋の育て方』第三夜ーー『あつ森』デートや“擬似同棲”など遠恋ならではの工夫が様々

2020年06月03日 16:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)ABEMA

 リモート時代になり、遠距離恋愛ではないカップルも直接会えない時間が増え、今までのようなデートができなくなっている。そんな今だからこそ制作された“リモート”がテーマの新しい恋愛リアリティーショー『会えない恋の育て方』。エリアも内容も全く違う遠距離カップルからリモートでの愛の育み方を学ぶ特別番組として、5月30日よりAbemaビデオにて3夜連続で配信されている。


(参考:『会えない恋の育て方』第二夜ーー“ゲームで結婚”楽しむ遠恋カップルにミキ亜生&みちょぱ「可愛いらしい」


 第三夜のゲストはAbemaビデオの大人気恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』から“しゅんくん”こと里吉峻と、“さらちゃん”ことくろがねさらが登場。付き合ってまだ2ヶ月だという二人は、MCのみちょぱ、お笑い芸人ミキの亜生、昴生とともに、会えない恋のラブテクニックを学んでいく。


 1組目のカップルは、1年9ヶ月の遠距離恋愛を経て今年2月に婚約した、リョウタ(26歳)とユリコ(24歳)。二人でフィリピン旅行へ行った時にプロポーズをしたリョウタだったが、直前までものすごく緊張していたよう。当時プロポーズを予想していなかったユリコが「プロポーズされる前に手をつないだんですよ。(リョウタが)すごい手汗かいてて」と話すと、リョウタは恥ずかしそうに笑っていた。そんな二人からは「遠距離恋愛で良かったこと」と「遠距離ならではの楽しみ方」を教えてもらう。


 まず「遠距離恋愛で良かったこと」について、ユリコは「苦手な電話の克服」と答えた。遠距離なりたての頃、ユリコは「好き」や「カワイイ」などを言葉にしてくれないリョウタに寂しさを抱き、「言わんと分からんから!」と不満を爆発させてしまったのだとか。しかしそれ以降、リョウタは言葉にして想いを伝えてくれるようになり、今では自然に言葉にして伝えてくれるという。ユリコは「寝たフリした時、彼が『愛してるよ』って小声で言ってた」と嬉しそうだった。


 リョウタは「プロポーズの決断につながった」と回答。リョウタが「終わりが見えない遠距離にお互い不安があったんで、終わりのない遠距離に終止符を打つためにプロポーズしました」と話すと、みちょぱは思わず「男気!」と拍手を送る。しかし、ユリコはこの時のエピソードについて「めっちゃ声小さかったんで、2回言ってもらいました」とコメント。彼女からの返答が「結婚してあげる」だったこともあり、「尻に敷かれるのが目に見える」と漏らすリョウタだったが、みちょぱと亜生は二人の関係に「いい、いい。そんぐらいがいい」とフォローしていた。


 続く「遠距離ならではの楽しみ方」では、リョウタは「同じご飯を作って食べる」、ユリコは「一緒に作った梅酒でカンパイ!」と答えた。「同じメニューを作ってビデオ通話しながら一緒に食べる」という方法は、第一夜でもタイキ(25歳)とマリア(22歳)が話していた。一緒の時間を共有することは、遠距離恋愛を長続きさせる秘訣なのだろう。みちょぱとミキは、リョウタとユリコがそれぞれ作ったオムライスを合わせた写真を見て「素敵!」「もう一緒にいるような感じじゃないですか」と大絶賛。二人からは、料理など日々の楽しみを分かち合おうとする気持ちが大切だと教わった。


 2組目のカップルは、春にようやく会えるはずが新型コロナウイルスの影響で会えないままになっているタイト(25歳)とハヤカ(18歳)。好きな音楽を通じてTwitterで知り合い、SNS上で仲が深めていた二人の初対面は、ライブ会場から駅までの帰りにたまたまタイトが目の前を歩いていた、というもの。ハヤカが「『タイト?』って声をかけたら振り向いた」と話すと、スタジオからは「すご~い」「運命じゃない?」と声があがった。スタジオが盛り上がる中、タイトは「絶対に運命だと思います」と力強く断言し、そんな彼の嬉しそうな表情に、MCとゲストは微笑ましい気持ちになっていた。そんな二人からは「遠距離恋愛でこんなことやってます」と「2人だけのルール」を教えてもらう。


 「遠距離恋愛でこんなことやってます」では、ハヤカが「リモートで『あつまれ どうぶつの森』デート」と答えた。ゲーム内にある水族館などに遊びに行き、また毎回着る服を変えたりして、デート気分を味わっているのだとか。「擬似同棲」と回答したタイトは、「電話をかけて寝るまで話して。そのまま電話切らないで置いておくんですよ、スピーカーにして」と話す。お互いの生活音が聞こえる状況に、亜生が「『ここは嫌やな』ってことはないの?」と問いかけると、「普通はイヤだと思うけど……ゲップとかオナラとか聞こえる」とコメント。ミキは「えー」と声をあげていたが、タイトは顔をほころばせていた。ハヤカも「彼の方が回数多いんですけど」といたずらっぽく笑う。みちょぱは「オープンの方が気を使わずに、素でいられるから気が楽」と二人の関係を賛同していた。


 「2人だけのルール」では、タイトが「自撮り写真を送る」、ハヤカが「毎日ほう・れん・そう」と答えていた。常にリアルタイムで連絡を取り合っている二人は、言葉だけで伝えるのではなくこまめに写真を送り合うことで信頼を築いていた。またタイトが変顔写真を送るとハヤカがコラ画像を作ってくれるそうで、ハヤカが作ったコラ画像を見た亜生は「こういうので2人で『面白い』ってなって仲良くなるんや」と納得していた。二人からは、お互いの毎日をオープンにして不安を取り除くことを教わった。


 2組目に行く前には、しゅんとさらの恋愛相談もあった。さらの不満は、LINEの返信が遅いこと。しゅんはLINE通知には気付いているが、文で話すのはあまり好きではないようだ。だが、しゅんが「文字だと伝えたくても伝わらないことがある」と言うと、みちょぱがすかさず「いや、言い訳だって、そんなの」と切り込む。「こんな会えない期間だからこそ、LINEでしかやりとりできないんだから返さなきゃダメだから!」「まだ付き合って2ヶ月でしょ?」というみちょぱのツッコミに、さらはうなずき、しゅんは若干申し訳なさそうな表情をしていた。


 三夜連続で放送された『会えない恋の育て方』。全6組のカップルがバラエティに富んだラブテクニックを教えてくれた。そのまま真似るには気恥ずかしいものもあったかもしれないが、会えない恋を育むために最も大切なのは、彼らに共通する「離れていてもお互いを信頼する」「想いは言葉にして伝え合う」こと。直接会えない今だからこそ、大切な人を思う気持ちを忘れないようにしたい。


(片山香帆)