トップへ

ピカチュウバッグ巡るツイートに「いいね」17万超 「SNSは汚い言葉を吐く場所ではなく温かいエピソードを知る場所であるべき」の声

2020年06月03日 14:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

サメのぬいぐるみと和む吉野なお(画像は『吉野なお(Nao Yoshino) 2020年1月27日付Instagram「#サメのいる生活」』のスクリーンショット)
プラスサイズモデルの吉野なお(Nao)が、フランスを旅行中に街で声をかけられたエピソードをTwitterでつぶやいて反響を呼んでいる。1人で歩いていたら「すみません、マダム」と話しかけられ警戒したところ、予想外なことを聞かれたという。ほっこりするエピソードに「こういう話すごい好き」などの声が寄せられた。

ぽっちゃり女性向け雑誌『la farfa』の専属モデルで、通販サイトや広告などのLサイズモデルとして活躍する吉野なお。5月30日に『Nao/吉野なお*Plus size model』Twitterで、フランスを旅行した際に街で撮った記念写真を投稿して当時の出来事を振り返った。

「すみません、マダム」「あなた英語できますか?」と声をかけられた時はスリではないかと警戒した。フランスの友人から「パリはスリが多いから気をつけろ」と言われていたのだ。

無視してやり過ごそうとしたが、意外にも「そのピカチュウのバッグ、どこで買ったの?」と聞いてくるではないか。「日本だよ」と教えたところ「Oh…Japon…」と残念そうにしていたという。

吉野なおは別のツイートで「後ろから声かけられたので警戒してたのですが、『ピカチュウのバッグ…』と言われ思わず吹き出して振り返ったら20~30代のフランス人男性でした」「この時の『Oh…Japon…』は今でも耳に残ってるぐらいまじで残念そうな声でした」と詳細に思い出していた。

その男性の行動について「良いものあったら聞く精神良い」と評しており、「日本でもたまーにこういうことあるけど、知らん人のあれこれを揶揄するより、こういうポジティブな他者との関わりが広まってくれたほうが生きやすいなぁ」とつぶやいた。

ちなみにフランス旅行中はすれ違う人たちから「ピッピカチュ~」「ピカピカ!」と声があがり、飛行機でもCAさんから「ピカチュ~」と言われたそうだ。

吉野なおのツイートには「分かります!! 当時フランスにいた頃、ウチの息子がピカチュウのリュックを背負って歩いていると、行くところ行くところ、フランス人から足止めされた思い出があります」といったピカチュウで似たような体験をした人によるコメントが少なくない。

なかには「こういう話すごい好き。SNSってのは、簡単に汚い言葉を吐ける場所ではなく、こういう誰かの何気ない温かいエピソードが簡単に知れる場所として存在すべきだよね。結論、ピカチュウは世界を救う」という声も見受けられた。

吉野なおは「えっまって9.7万いいね(※6月3日14時時点で17万いいね)とかピカチュウ愛されすぎじゃない?」と反響の大きさに驚きつつ、「そしてみんな実はやっぱり日本でも他人にポジティブな話で声かけたり、かけられたりしてみたいやつじゃないです?! ちょっとの言葉が誰かの思い出深い日になるなんて?! 信じることさ?? 必ず最後に愛は勝つ??!!」と投げかけていた。

画像は『吉野なお(Nao Yoshino) 2020年1月27日付Instagram「#サメのいる生活」』『Nao/吉野なお*Plus size model 2020年5月30日付Twitter「フランス行ったときに1人で街中歩いてたら「すみません、マダム」「あなた英語できますか?」と声をかけられ、スリ的なやつかなと無視しようとしたら「そのピカチュウのバッグ、どこで買ったの?」と聞かれた。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)