2020年06月03日 07:01 リアルサウンド
iPhone 13のカメラのレイアウト画像と仕様が、早くもリークしたと、海外の複数メディアが報じた。しかし、まだ2020年のiPhone 12のリリースもしばらく先のことのため、その信憑性について論争が巻き起こっている。
(参考:iPhone12、デザインはついに最終段階へ? 新たなリーク動画が公開)
・早い段階のレイアウトと仕様?
Apple関係の情報に詳しい『Appleinsider』は、Twitterアカウント『Fudge』がリークした「レイアウト画像」を紹介(参考:https://appleinsider.com/articles/20/05/28/supposed-iphone-13-camera-specifications-detailed-in-purported-leak)。同アカウントでは、次のようにツイートしている。
「想定されるレイアウトですが、これは早い段階でのものであり、iPhone 13シリーズの最終的なデザインではありません。そのあたりを考慮して見て下さい」
続けて『Fudge』は、仕様についても詳述している。
〈iPhone 13 シリーズ(D6x)のカメラスペック〉
・1倍光学ズーム広角レンズ(6倍デジタルズーム)64メガピクセル
・3倍~5倍の光学ズームの望遠レンズ(15倍~20倍のデジタルズーム)40メガピクセル
・ビデオキャプチャ用のアナモルフィックレンズ(2.1:1)64メガピクセル
・0.25倍超広角レンズ(光学逆ズーム)40メガピクセル
・LiDAR 4.0
・5つのレンズと高画素で、iPhone 12よりも遥かに優れている?
このデザインとスペックについて、『Appleinsider』は「『Fudge』が共有する画像は、今ではおなじみとなった正方形のiPhoneカメラのバンプを示しているが、4つのレンズとLiDARセンサーがある。LiDARモジュールはカメラアレイの下にあり、iPad Proのように統合されていない」としている。
Appleは、この10年間、iPhoneの静止写真の性能を高めることに集中してきたが、最近になってようやく動画撮影にも目を向けるようになったという。
『TechRadar』は「iPhone 13のカメラ仕様がリーク。5つのレンズと高画素で、iPhone 12よりも遥かに優れている可能性がある」と報じている(参考:https://www.techradar.com/news/iphone-13-camera-specs-leaked-and-could-be-even-better-than-the-iphone-12)。
・現時点では“信じられないほどの機能”
一方、『Forbes』は「AppleのiPhone 13の機能は、本当だとすれば出来すぎているくらい、信じられないものだ」と懐疑的な見方を示す(参考:https://www.forbes.com/sites/paulmonckton/2020/05/28/iphone-13-camera-leak-fudge-anamorphic-lidar-upgrade/#56a035357a3b)。
というのも、『Fudge』が取り上げたほどの広角レンズは、近い将来に目にするとは思えないスペックだからだ。40メガピクセルまでは想定される範囲内で実現可能だが、iPhoneのアップグレードとしてだけでなく、競合するスマートフォンと比較しても遥かに上回る解像度のため、同メディアは「この仕様が現実のものになるとすれば、最大の変更点は、アナモルフィックレンズの追加だ」と指摘する。
これらのアップグレードは、すでに知られていることに照らして、可能性を示しているものもあるが、2世代先のiPhoneとはいえ、あまりにも飛躍し過ぎているとの印象があるという。
・著名リーカーは真っ向から否定
精度が高く、いち早いリークに定評のある『FrontPageTech』のJon Prosser氏は「これは本物ではありません。 iPhone 13のレイアウトは、iPhone 12と同じになります」とツイートした。
Jon Prosser氏は『Fudge』の情報を否定するだけでなく「iPhone 12と同じだ」とカウンターリークをしてみせた。
iPhone 13シリーズが登場するのは、おそらく、まだ約2年は先のことになるだろうが、この“超望遠”な予測を、どちらのリーカーが的中させるもかも見ものだ。
(Nagata Tombo)