トップへ

新型コロナ関連倒産、5月下旬時点で約200件 4月以降に爆発的増加、「ホテル」「飲食」など観光業に大打撃

2020年06月01日 18:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

帝国データバンクは6月1日までに、新型コロナウイルス関連倒産が全国196件にのぼると発表した(5月29日17時時点)。

同関連倒産は、2月29日に初めて発生。その後3月下旬までは一ケタで推移していたが、同31日に25件、4月30日に128件と政府が緊急事態宣言を発令した4月以降は爆発的に件数が増えた。

「業績にマイナス影響」も9割に迫る


業種別にみると、倒産件数の最多は「ホテル・旅館」(38件)。次いで「飲食店」(23件)、「アパレル・雑貨小売店」(16件)、「食品製造」(15件)、「食品卸」(11件)、「建設」(8件)などが上位に続いた。

エリア別では、茨城、福井、和歌山、鳥取、島根、愛媛、高知、長崎をのぞく、全国39都道府県で倒産が発生。最多はやはり「東京都」(43件)だった。次いで「北海道」(17件)、「大阪府」(16件)、「兵庫県」(13件)、「静岡県」(12件)と二ケタが続き、全国満遍なく倒産が発生していることが分かった。

同社は6月1日、2月から毎月実施している「新型コロナウイルスに対する企業の意識調査」の結果を発表。5月31日までに「業績に既にマイナスの影響がある」(62.8%)と答えた企業は初めて6割を超え、今後のマイナス影響"見込み"(23.3%)を合わせると9割に迫った。