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kemio、SNSでの誹謗中傷に持論 「“我慢することが美しい”は違う」

2020年06月01日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 YouTuberのkemioが5月28日、公式YouTubeチャンネルに投稿した動画で、SNS上に溢れるヘイト/誹謗中傷について持論を展開した。


(参考:恋愛リアリティ番組の“誹謗中傷問題”にどう向き合うべきか 木村花さん逝去と『テラハ』制作中止を機に考える


 kemioは「私も長い間、ソーシャルメディアで活動させていただいていて思うのが、ヘイトコメントを人にブチ投げたりだとか、批判することって誰にでもできるんです。頭使わないから」と切り出し、「その中にはわざわざ、自分が攻撃をされないように捨てアカにようなものをつくって、ブロックされてもまたつくり直して攻撃してというのを何度も繰り返している方もいると思うんですね。そういう方には『バイトル紹介しようか?』っていつも思うんです」と説いた。


 続けて「匿名で自分の顔も名前も何も晒さないで、相手にあーだこーだ言うことって誰にでもできるんです。でも、何も考えないで送った文章の言葉で人は傷つくんです」とkemio。同じ言葉でも会話と文章では伝わり方が違うとした上で、「自分が打ち込んで送信した文字が、自分が思っていた通りに相手が受け取ることってないんです。書かれている文字を読むときって、人それぞれで受け取り方が全然違うと思うんです」と訴えた。


 SNSで投げかけられる心ない言葉についてkemioは「『人気な証拠だよ』と言ってくださる方もいるのですが」としつつ、「自分のメンタル状況がダウンしている時にそういう言葉を見てしまうと、ブラックホール級にどんどんどんどんダウンしていっちゃうんです」と告白。「『我慢することが美しい』とされていますけど、私は絶対に違うと思っていて、どうして嫌な言葉をかけられている人たちが我慢しなければいけないんですか?って思うんです」と力説した。


 kemioはヘイトコメントに対して「返信をするときもある。やっぱりその人の心理が知りたいので」と明かし、「大抵の人が返信をすると、アカウントを消しちゃうんです。あとは逆に私のことをブロックするんです。どないなんだがってすごく思うんですね。あと人によっては『見られると思っていませんでした』『返ってくると思っていませんでした』って言うんです」と説明した。


 さらに、「SNSがある限りヘイトはなくならないと思う」と語ったKemio。「でも、なくならないからと言って、自分が『助けて欲しい』とか『やめて欲しい』という声をあげることは続けるべきだと思います。あと、自分がそういったメッセージを見てしまった時に、自分のメンタルヘルスをどうコントロールするかということもしていくべきだと思うんです」と述べ、そして、「もし、この動画を見ている方の中で、そういう声を受けているという方がいたら、お友達とかで話せる方がいたら、話してみてください。絶対に一人でため込まないでください」と呼びかけた。動画コメント欄は、共感の声で溢れている。


(こじへい)