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『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版&イタリア完全版の2バージョンでリバイバル上映決定

2020年05月29日 19:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『海の上のピアニスト』(c)1998 MEDUSA

 1999年に日本で公開された映画『海の上のピアニスト』が、4Kデジタル修復版とイタリア完全版の2バージョンで8月21日より公開されることが決定した。


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 本作は、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ人間ドラマ。「4Kデジタル修復版」では、トルナトーレ監督本人の監修のもと、映画『ライフ・イズ・ビューティフル』なども手がけてきたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリとともに、イタリアのルーチェ・チネチッタ・ラボにおいて完全修復作業が行われた。


 一方、「イタリア完全版」(HDリマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活。タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されている。


 大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900(ナインティーン・ハンドレッド)。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する。


 新たにデザインされたポスターでは、日本初公開時のポスターを彷彿とさせるナインティーン・ハンドレッドの白いタキシード姿、そして彼が初めてピアノを目にする幼少期の印象的なシーンを合わせたビジュアルとなっている。


 また、メラニー・ティエリー演じる、主人公のナインティーン・ハンドレッドが恋に落ちるヒロインをモチーフにしたムビチケ(数量限定特典付き)も7月3日より販売される。(リアルサウンド編集部)