ペットメディカルサポートは5月29日、「ペットの誤飲」についてのアンケート結果を発表した。調査は2018年10月~2019年9月に、同社が運営する「獣医師ダイヤル」相談内容を対象に実施し、734人から回答を得た。
誤飲の問い合わせのうち、「犬」が86%となり、「猫」は14%となった。食べ物以外の誤飲は、犬が61%、猫が82%となった。
犬の誤飲物、4位に「タバコ」 飼い主の匂いと認識して誤飲しまう可能性も
犬の誤飲物のトップ3は、「チョコレート類」「人用の薬」「ネギ類」となった。これらは犬だけではなく猫にとって中毒の危険性が高いので注意が必要だ。
4位には、「タバコ」がランクイン。飼い主がタバコを吸う場合、タバコの匂いを飼い主の匂いとして認識し、誤飲してしまうケースも少なくない。5位以降、「プラスチック」、「ブドウ・レーズン類」、「ペットシーツ」、「おやつの丸呑み」、「骨」、「ビニール」と続いた。
猫の誤飲物の1位は「ひもや糸類」。2位以降、「ビニール系」、「ネギ類」、「ゴム」、「人用の薬」、「イヤフォン」、「チョコレート類」、「コード類」、「プラスチック」、「ペット用おもちゃ」と並んだ。
「ひもや糸類」「コード類」など、長さのあるものは腸閉塞を起こしやすく、開腹手術が必要になる場合がある。また、中にはさまざまなものをしゃぶる“ウールサッキング”と呼ばれる行動をする猫もいるので、誤飲には注意が必要だ。