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ビリー・アイリッシュ、体型批判の声にショートフィルムで強く反論

2020年05月29日 15:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

体型を隠す服を非難されていたビリー・アイリッシュ(画像は『BILLIE EILISH 2019年12月8日付Instagram「thank you for the award @variety」』のスクリーンショット)
このほどビリー・アイリッシュ(18)がショートフィルムを公開し、普段はめったに見せないタンクトップ姿などを披露した。動画ではビリーが暗闇で服を1枚ずつ脱いでいき、女性の体型批判やダブルスタンダードについて反論している。

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5月26日、ビリー・アイリッシュは自身の公式YouTubeチャンネルで『NOT MY RESPONSIBILITY』と題したショートフィルムを公開した。このフィルムは「Where Do We Go?」ワールドツアーで公開されたものだが、新型コロナウイルス感染拡大のため残りのツアー公演は延期されている。

ビリーがライティングとプロデュースを担当した4分弱の動画は、暗闇の中に立ったビリーが服を1枚ずつ脱いでいくというものだ。黒いネイルを施したビリーの指がフードジャケットのファスナーを下げ、ジャケットを脱ぐ。次にタンクトップを脱ぎ、下着姿になったビリーが水の中に沈んでいく。

ビリーは常に体型を隠すような服を着ているが、もっと身体にフィットする服を着たら魅力的―といった服装や体型に対する批判が相次いでいた。動画でビリーは洋服を脱いでいき、この行動が「スラット・シェイミング(女性の性的な行動や外見への非難)」になるのかと問いかけている。

ビリーは、動画のナレーションでこのように語りかけた。

「本当の私を知っている? あなたは私の発言に対して意見を言うわ。私の音楽や洋服、身体のことをね。」
「私が着るものを嫌う人がいて、褒める人がいる。私はあなたが見つめているのを、いつも感じているわ。私がすること全てが見られているの。あなたの視線、非難、安堵の溜め息を感じながら生きていたら、身動きが取れなくなる。」
「私にもっと小さく弱く柔らかく、背が高く、静かになって欲しい? 私の肩はあなたを挑発する? 胸、お腹、ヒップは? 私が生まれもった身体は、あなたが欲しいものじゃない?」
「快適な服を着ていると、私は女性じゃないのね。服を脱げばだらしない女なのよね。」

その後ビリーは、この身体を見たこともない人々がなぜ勝手に体型や私自身を批判するのかと問いかけ、人々が体型で他人を判断していることについて疑問を呈した。

「私の価値はあなたがどう思うだけかで決まるの? 私に関するあなたの意見は、私の責任ではないんじゃないのかしら?」

ショートフィルムを見たファンからは、このようなコメントが多数届いている。

「美しいメッセージよ。自分の期待を満たすために、他人を非難する人達がいる。でも私達は、他人の期待に応えるべきではないわ。自分自身が幸せになることをすべきなのよ。ビリー、共有してくれてありがとう。」
「圧倒的な力強さがある言葉。美しい内面と外面を持っているわ。これが、あなたを作っているのよ。決して他人のために変わることがなく、自分自身に忠実であるべきよ。」

ちなみにビリーはかつて『ELLE』誌のインタビューで、自身の体型についてこのように語っていた。

「バストが小さな女性はタンクトップを着られるの。でも私が同じタンクトップを着たら、バストが大きいって理由だけで非難される。同じ服なのに馬鹿げているわ。」
「胸が大きいのは、遺伝子なのよ。生まれ持ったものだし、似合っているわ。」



画像は『BILLIE EILISH 2019年12月8日付Instagram「thank you for the award @variety」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)