トップへ

林遣都、ソーシャルディスタンスドラマで1人3役に挑戦  水橋文美江×中江功と再タッグ

2020年05月29日 07:21  リアルサウンド

リアルサウンド

林遣都(撮影:吉井明)

 林遣都が主演を務めるソーシャルディスタンスドラマ『世界は3で出来ている』が、フジテレビ系にて6月11日23時から放送されることが決定した。


【写真】水橋文美江手がけた『スカーレット』の林遣都


 本作は、アフターコロナ、ウィズコロナ……緊急事態宣言が解除されても、しばらく続くコロナ禍の日々の中で、出来ない(できない)ことを面白がり、限られた制約をあえて楽しもうと生まれた企画。リモートによる打合せと、密を避けての安心安全な撮影を徹底した、いわばソーシャルディスタンスドラマとなる。若者三人のアフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語を描く上で、密な撮影が厳しいと判断し、設定が3つ子となった。


 29歳の商事会社勤務、望月勇人は子供の頃から明るくお調子者で、すべてノリで生きてきた。今の会社も亡き父のコネで入ったのだが、入社してはや7年。さすがに仕事はノリやコネだけでは乗り切れず、すっかり落ちこぼれのサラリーマンとなってしまい、自他ともに認めるポンコツ社員だ。会社を辞めたいとすら思っていたところに今回の緊急事態宣言。テレワークやオンライン会議という仕事環境が一変したこの3カ月で勇人はいったいどうなったか。宣言が解除されたある日、勇人を案じていた兄・泰斗と弟・三雄が勇人の元にやってくる。


 本作の主演であり、唯一の出演者である林が演じるのは、商事会社勤務・望月勇人、会計士・望月泰斗、茨城在住の農園経営・望月三雄の29歳の一卵性3つ子だ。林が1人3役を演じるのは今回が初となる。脚本は、林も出演したNHK朝ドラ『スカーレット』の水橋文美江、監督は、こちらも林が出演した2020年新春放送『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』の中江功が担当する。


■プロデュース・演出 中江功(フジテレビ第一制作室)コメント
・企画意図
今回の予期せぬ状況下においても知恵と工夫を凝らし、さまざまなリモートによるドラマ作品が生み出されてきました。それらに取り組まれた方々の志、思いに感銘を受けたのが始まりです。“今だから”というよりは、“これから”を念頭に、「緊急事態宣言」解除後の“新しい生活様式”、“ソーシャルディスタンス”を守った上で、どうすれば脚本に描かれた世界を撮影できるかを考えました。ジェームズ・キャメロンのように ウィルス対策が功を奏したニュージーランドで撮影するか、トム・クルーズのようにISS (国際宇宙ステーション)で撮影するか、林遣都さんに3役やっていただくか、の3択で林遣都さん3役を選びました。


・主演の林遣都のキャスティングについて
彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています。


・視聴者へのメッセージ
リモートドラマというより、ソーシャルディスタンスドラマと勝手に名付けました。 お休み前のひととき、林遣都劇場をどうぞまったりとお楽しみください。


(リアルサウンド編集部)