LINE、有料オンラインライブ『LINE LIVE-VIEWING』今夏より提供へ　券売・販促・配信・課金を一元化

　LINE株式会社は、チケット（視聴権） 購入から事前通知による販売促進配信・配信・課金までを一元化した有料オンラインライブサービス『LINE LIVE-VIEWING』を、今夏より提供すると発表した。

（参考：新型コロナウイルスの影響で、10代の『LINE』利用が大幅に活発化）

　近年、ストリーミングなど音楽市場のデジタル化の加速に伴い、“楽曲”を楽しむだけでなく、今まで以上に“エンターテイメント”として楽しむユーザーが増加。様々な形式のフェスや映像と連携したイベントなど、アーティストとファンがコミュニケーションを取りながら、 一体となって楽しむライブが開催されていることや、新型コロナウイルス感染症の流行によってそれらのイベントが相次いで中止・延期となり、オンライン上での開催が余儀なくされていること、オンラインでの実施や収益化を模索する企業・アーティストも多く、現在の環境に合った新しいビジネスモデルの形が必要とされている現状を踏まえ、同サービスが立ち上がったという。

　『LINE LIVE-VIEWING』は、チケット（視聴権）購入から事前通知による販売促進配信・配信・ 課金までを一元化し、ブラウザ（スマホ・PC）の高画質配信（横型・縦型）にも対応。音楽ライブはもちろん、トークライブから握手会まで、様々なジャンルのイベントを開催できる。

　また、イベント当日の朝に「LINE公式アカウント」を通じてプッシュ通知を送るなど、LINEの各サービスと連携したプロモーションにより、ライブ視聴を促進・拡散することも可能。5月に開催した『BLOCK.FESTIVAL（主催： block.fm）』とコラボレーションしたオンラインライブでは約50万人が視聴し、当日は1,300枚以上のオリジナル応援アイテム（Tシャツ：4,000pt）を視聴者が購入するといった実績もある。

　さらに、自宅ライブ・ スタジオライブからアリーナ公演中継まで数々のライブ配信を手掛 けてきたスタッフによる「サポート体制」や、業界トップレベルの「低コスト」を実現するとともに、本日5月28日から販売手数料率が「0%」となる期間限定キャンペーンを特別開催。条件は「5月28日～6月30日までの期間に申し込みいただき、8月31日までに実施されること」「初めての案件であること」の2つとなる。

　視聴者は「LINE LIVE-VIEWING」を活用することで、ライブ配信中にアーティストの会話に参加したり、オリジナル応援アイテム（課金性）を送ったりすることができ、従来の一方的に映像を流すライブ配信では感じることが難しい「一体感」「非日常感」を、そのままオンラインで体感することができる。

　リリース以降は、よりユーザーがライブ配信を楽しめるような更なる機能を追加して いくとともに、多くの視聴者を獲得すべく、海外に向けたチケット販売なども予定しているという。（リアルサウンド編集部）