F1のスタードライバーであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)は、6月13~14日に開催される世界最大級の耐久eレース『ル・マン24時間バーチャル』において、チームメイトとして同じクルマをシェアして戦う。
新型コロナウイルス感染症の“パンデミック”による影響をうけて開催が9月に延期されたル・マン24時間レース。この伝統的な耐久レースが当初予定されていた週末に行わることになったのが、レーシングシミュレーター『rFactor 2』のプラットフォームを使用したル・マン24時間バーチャルだ。
このオンラインレースでの総合優勝を目指しLMP2クラスにエントリーしたeスポーツ界のトップチームであるチーム・レッドラインは、2名以上のリアルドライバーにアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン、マクラーレンF1ドライバーのノリスを起用することを決定。
また、レギュレーションで参加が義務付けられる1チーム2名までのプロシムレーサーには、グレガー・ハッツーとアトツェ・ケルコフが選ばれている。
フェルスタッペンとノリスの両名はともに熱心なシム愛好家であり、F1やインディカ―・シリーズ、VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーなど、さまざまなシリーズが実施している公式eシリーズで活躍中だ。
そんな彼らは6月13日から14日にかけて争われる仮想24時間レースに参加し、2名のシムレーサーとともにオレカ07・ギブソンをシェアして同レースのトップカテゴリーに設定されたLMP2クラスを戦うことになる。
チーム・レッドラインは前述のラインアップの他に、イオタ・スポーツをサポートするかたちでもう2台のオレカをエントリーさせている。
この2台についてもすでにラインアップが固まっており、その内の1台には全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGTからインディカーへと渡ったフェリックス・ローゼンクビスト、ABBフォーミュラE選手権でポイントリーダーに立っているアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが起用された。チームメイトとなるシムレーサーはルディ・バン・ビューレンとケビン・シギーだ。
もう1台のイオタ/レッドラインのマシンでは、LMP2カテゴリーの常連であるウィル・スティーブンスとガブリエル・オーブリー、レッドライン所属のシムレーサー、ドミニク・ファーバー、アレクシ・ウーシ・ジャコラの4名でチームが組まれる。