カワサキは5月27日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに2020年から加入したアレックス・ロウズと2021年の契約を更新したことを発表した。
イギリス人ライダーのロウズは、2013年にブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)でホンダのマシンを駆りチャンピオンを獲得。SBKでは2011年にデビューを果たし2014年からフル参戦を開始した。
2016年からはパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームに移籍し、2019年シーズンまで4シーズンの間ヤマハYZF-R1を駆り戦った。2019年は、9度表彰台にのぼり、ランキング3位につけている。
そんなロウズはヤマハを離脱して、カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに移籍。2020年からSBK5連覇を達成したジョナサン・レイのチームメイトになり、カワサキZX-10RRを駆っている。
2020年の開幕戦オーストラリアではレース1で2位表彰台、スーパーポール・レースで4位と上位につけ、レース2に優勝を飾りカワサキでも実力を見せた。
そして今回、ロウズはチームマネージャーを務めているギム・ロダとカワサキ・モータース・ヨーロッパのスティーブ・ガットリッジとのSkype通話中にサインをして、2021年もカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKで継続参戦することが決定した。
ロウズは2020年の鈴鹿8時間耐久ロードレースにも出場することが決まっている。
「2021年もカワサキで走ることができるのは素晴らしい。ZX-10RRに自分自身を適応させることができる。チームに加入して以来、自分のライディングを一歩前進させるチャンスだと実感した」とロウズはコメントした。
「ジョニー(ジョナサン・レイ)とチームメイトであることは多くを学ぶことができるし、チームの雰囲気は素晴らしいと感じている。現在、世界の状況は誰にとっても理想的なものではないが、カワサキはポジティブで、将来に焦点を当てていることを感じさせてくれる」
「レース再開を前に2021年の契約を更新できたことは素晴らしいことだ。目標は、毎日一生懸命働き、自分自身を改善し続けてチームとして楽しみ続けること。それがレースをする理由だ」
「レースができないこの期間、僕たち全員の仕事がいかに素晴らしいかを理解することができた。ここ最近は僕たちの活動に対する認識のレベルを高めてきた」
「今シーズン、仲間たちと一緒に働き来年に向けて大きなことを楽しみにしている」