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「リモート中に上司との会話でストレス感じた」は8割 「サボってないかチェックされる」という声も

2020年05月23日 09:30  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ダイヤモンド・コンサルティングオフィスは5月22日、「テレワークにおけるハラスメントの実態調査」の結果を発表した。調査は5月中旬にネット上で実施し、テレワークで上司とコミュニケーションを取っている会社員110人から回答を得た。

テレワーク中の上司とのコミュニケーションにおいて、8割近くが「ストレスや不快感を感じたことはある」(79%)と答えた。また、出社していた時よりも「ストレスが増えた」とした人は66.4%だった。

上司に気をつけてほしいこと、1位は「仕事とプライベートの棲み分け」

さらに、オンライン会議やミーティングをする上で、6割以上が「上司との距離感が近すぎると感じたことがある」(63.6%)と回答。うち、9割以上は「ストレスを感じた」(94.3%)と答えている。

続いて、テレワーク中に上司から受けた行動にうち、1位は「常に仕事をしているかの連絡や確認」(46.4%)だった。次いで「オンラインでのプライベートに関する内容の質問」(40%)などと仕事とプライベートの境界線に関する行動が上位を占める。

3位以降は「通信環境や回線速度など業務環境についての指摘」(30%)、「リモートでの会議の場での強いあたりの言動」(23.6%)、「参加したくないリモート飲み会への勧誘」(21.8%)、「不当な残業の指示」(14.5%)などが続いた。回答者からは

「終業後も電話がかかってくる」(32歳)
「仕事をサボっていないかいちいちチェックされる」(38歳)

などの声が目立った。中には「伝えたいことが上手く伝わらない」(36歳)、「ほとんどメールでのやり取りなので、ニュアンスが正しく伝わらないとストレス」(33歳)など、コミュニケーションの難しさを挙げる声もあった。

また、上司に気をつけてほしいことを聞くと、過半数が「仕事とプライベートの棲み分け」(52.7%)と回答。次いで「チャットやメールでの言葉の使い方」(43.6%)、「コミュニケーション内でのプライベート介入」(30.9%)、「オンラインによる会議やmtgでの言動」「仕事をする上での管理や束縛」(各27.3%)などの回答が寄せられた。