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ヒカキン「コロナ医療支援募金設立」から人気YouTuberたちへ拡散 若者へ繋ぐ“社会貢献のバトン”

2020年05月23日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 YouTuberのヒカキンが5月21日、自身の公式YouTubeチャンネルで「命を守る人を支えたいコロナ医療支援募金」の立ち上げを報告。その後、人気YouTuberのコロナ対策支援が相次いでいる。


(参考:なぜYouTuberへのプライバシー侵害相次ぐ? ヒカキン、はじめしゃちょーなどの事例から考察


 ヒカキンは、感染防止のためのマスク、消毒液をはじめとした医療用品不足に悩む医療従事者を支援すべく、Yahoo!基金と協力して募金窓口を開設。自らも1億円を寄付して、広く募金を呼びかけたことが大きな話題を呼んだ。


 この動きに早速、他の人気YouTuberたちも反応。6人組YouTuberグループ・東海オンエアは同日に「東海オンエアも募金に協力します」と題した動画を投稿した。


 動画の中で、同グループのリーダー・てつやは、ヒカキンが立ち上げた募金窓口を「信頼できる場所」「大きく協力しようと思える場所が見つかった」として、募金を行ったことを報告。「報告するのもアレかなと思ったんですけど、ヒカキンさんの動画を見て『僕らもやろう』となったということは、僕らがこの動画をあげることによって『東海オンエアがやるなら、僕もやってみよう、私もやってみよう』と思う方が少なからずいるんじゃないか」と期待を寄せた。


 また同日、ヒカキンの幼馴染としても知られるYouTuber・マスオも、「コロナ医療支援募金」へ寄付をしたことを動画で公表。マスオはヒカキンについて「YouTuberとしても人間としても幼馴染としてもリスペクトできる、素晴らしい人間だなと改めて痛感しました」と讃えた上で、「そんな彼の想いに何か協力できることはないかなと思いまして、僕なりに微力ではあるのですが、100万円寄付させていただきました。そして、医療現場の最前線で働いている方々の力になれればと思い、この動画を作りました」と語った。


 一方、7人組YouTuberグループ・フィッシャーズは別途、「日本財団」が立ち上げた「新型コロナウイルス緊急支援募金」へ寄付したことを動画で発表すると共に、募金の手順についても詳しく説明している。フィッシャーズのリーダー・シルクロードは「協力できることはしたいと思った」と言い、「皆さまもほんのちょっとの小さなことでもいいので、何か動き出していただけたらと思います」と視聴者へお願いした。


 トップYouTuberたちは、若者から絶大な支持を集め、巨大なファンコミュニティを持っている。彼らが疲弊する医療現場のために率先して募金を行い、ファンに向けてしかるべき機関への募金を呼び掛けるというアクションの社会的意義は、非常に大きいと言えるだろう。


(こじへい)