WorldRX世界ラリークロス選手権は5月21日、シリーズ第2戦として9月4~6日に開催予定だったフランス・ロエアック大会について、新型コロナウイルス(COVID-19)の状況を踏まえて開催を中止すると発表した。
2020年の世界ラリークロスは新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れており、5月初旬に発表された暫定スケジュールでは8月20~23日にスウェーデン・ヘリェスで開幕、12月11~13日に行われるドイツ・ニュルブルクリンクでの最終戦までに8大会9戦で争われる予定だった。
このうちシリーズ伝統のフランス・ロエアック戦は9月4~6日開催の第2戦に組み込まれていたが、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、地元オーガナイザーと協議の末、開催中止が決められた。
世界ラリークロス側は「複数の選択肢があり、開催日程を早めるプランも検討したが輸送の面で実現は不可能と判断した。またシーズン後半での代替開催も日程を調整することができなかった」と延期ではなく中止にした理由を説明している。
これにより2020年の世界ラリークロスは7大会8戦で争われることになる。