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Travis Japanのチームワーク、美 少年のピュアさ……リモート企画から見えた“グループらしさ”

2020年05月22日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 エンタメ業界でもリモート放送が増えてきたように、ジャニーズJr.チャンネルでもリモート収録した動画が増えている。Travis Japanは5月7日と14日にアップした動画、美 少年は5月16日にアップした動画がリモートで収録したものだ。SNSや動画のコメント欄を見ると、それぞれの動画が好評で、リモート収録においても「らしさ」が出ていた。そこで今回は、各動画から見えるTravis Japanと美 少年の「らしさ」について考えてみたい。


(関連:『Travis Japan【リモートで…】念願のラジオ番組やってみた!』視聴はこちら


●チームワークと完成度の高さが見えるTravis Japan
 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)へのグループ単独出演や、表紙を飾った雑誌『anan』の重版、オースティン・マホーンのライブにゲスト出演するなど、ジャニーズJr.ながらも着実に知名度を上げてきているTravis Japan。そんな彼らが5月14日にアップした「【リモートで…】念願のラジオ番組やってみた!」を見ると、まとまりの良さとコンテンツとしての完成度の高さが見えた。リーダの宮近海斗が口火を切り、まずはラジオ番組のタイトルを決めていくのだが、MCを担当することが多い川島如恵留がうまくコントロールしながら話を進めていく。他のメンバーも次々とアイデアを発信して、ブレインストーミングのようにアイデアが展開されていくのが面白い。


 その後、宮近と川島がMCを担当しつつコーナーを展開。、メンバーたちの個性がうまく噛み合い、笑いを誘っている。松倉海斗はアイデアを出すものの、メンバーからいじられまくってしまう。その度に「退出させるわ」とリモートならではのギャグを天丼する。続いて、七五三掛龍也がMCに挑戦。メンバーの好きな寿司のネタを聞いていくものの、何を言っても全肯定する様子が面白い。松田元太がボケても肯定し続け、最後までペースを崩さなかった。


 リモートとなるとどうしてもタイムラグで会話がかぶってしまったり、声が聞き取りづらかったりすることが少なくない。だが、そんなトラブルとは無縁のTravis Japanのまとまりの良さはさすがではないだろうか。しかもその中で全員が発言し、全員が自分の良さや面白さを出しているのである。リモート収録・配信は、Travis Japanの新たな武器となるのではないだろうか。


●初々しさがとにかくかわいい美 少年
 まだ全員が10代の美 少年。グループ名通りのメンバーが揃っているジャニーズJr.の若手の中でも注目株のグループである。YouTubeにアップされている他の動画を見ていても、ピュアな部分が可愛らしい美 少年だが、5月16日にアップされた「【初リモート】近況報告&リモート企画を考えた!」でも、初々しさが全開だった。


 彼らにとって初リモート、そして久々にメンバーに会ったとあり、動画開始直後から凄まじいハイテンションを見せる6人。自宅でリラックスしているからか、6人からの素が垣間見えている。「髪の毛をお母さんに切ってもらった」と“坊っちゃん”感溢れる発言やメンバーの会話に高笑いしながらはしゃぐ佐藤龍我、「愛犬の写真で作った500ピースのジグソーパズルをしている」とニコニコしながら淡々と話す最年少の金指一世、King & Princeの髙橋海人と週4でゲームをしているという藤井直樹、ハイテンションに喋りまくる一方で、「ステージが恋しい」とアイドルらしい発言も見せる浮所飛貴、「俺マルチタスクじゃないから」という名言を生み出したり、即興で伝言ゲームを開催するなど場を盛り上げる岩﨑大昇、メンバー一人ひとりの話に耳を傾けていた那須雄登……それぞれのキャラを発揮しつつも、ワイワイ盛り上がっているのが印象的だ。


 彼らのはしゃぎっぷりは見ていて微笑ましい。ゆるい内容でありつつも、美 少年のピュアな部分が感じられるリモート動画だった。


 今後、ジャニーズJr.チャンネルで動画をアップしている他のグループも、リモート収録・配信が増えていくのだろう。YouTubeに動画がアップされて以降ジャニーズJr.の素顔が以前よりも見られるようになったが、リモートでまた新たな一面が見えることに期待したい。(高橋梓)