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『水溜りボンドANN0』第7回おさらい 二人の“お笑い愛”が爆発&なぜトミーは大根を持参?

2020年05月21日 21:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 人気YouTuberコンビ・水溜りボンド(カンタ、トミー)がつとめる『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』第7回目が5月14日放送された。ANN史上初のYouTuberレギュラーパーソナリティーとして注目を集め、放送開始から毎週Twitterの国内トレンド1位を記録。そんな二人が今週目にした歴史的奇跡とは? 今晩の放送を前に第7回放送を振り返り、今後に向けたポイントをお伝えしたい。


(参考:『水溜りボンドANN0』第6回おさらい 三四郎・相田に目をつけられた二人「トミーは天才、カンタはかわいい」


・ナイナイのANN復活、Twitterトレンドで名前が並ぶ
 冒頭でもお伝えした通り、『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』は4月の番組開始時からその注目度によって、毎週Twitterの国内トレンド1位を獲得し続けてきた。しかし今週、初の国内トレンド2位に陥落。一見悲しい出来事のように思えるが、実はその日トレンド1位を獲得したのは5年半ぶりに番組名をコンビ名に改めた『ナインティナインのオールナイトニッポン』だった。


 2014年にレギュラーパーソナリティから退いた矢部浩之がその日より再びパーソナリティーとして復帰し、岡村隆史と共に再始動するという記念すべき日。もちろん、お笑い大好きの二人はこの事態にえらく感激。岡村に毎週挨拶できることだけでも舞い上がっていた二人だったが、今週は矢部に「新人なんでよろしくお願いします」と逆に言われてしまったことにタジタジだ。番組冒頭では興奮と謙遜に次ぐ謙遜を見せたが、Twitterトレンドでは目に見える形で26年続く歴史的番組とのワンツートップを飾った快挙を大勢のリスナーと共に祝福したい。(おめでとう!!)


・お笑い愛が爆発、ガキ使を語る
 この週は二人のお笑い愛が爆発! 前々回放送でも語られたように、大学時代お笑いサークルに所属していた二人が仲良くなったきっかけはダウンタウンだった。特に二人が好んで見ていたのはダウンタウンの代表作と言える伝説のコント番組『ごっつええ感じ』や、現在も続く長寿バラエティー『ガキの使いやあらへんで!』。しかし、2010年代に学生だった若い二人の周りでは、ダウンタウンはすでに“MCの人”という認識であり、二人のダウンタウン愛の熱量について来れる者はいなかった。そんな中で出会ったのが、カンタとトミーというお互いであり、現在もお笑いへの愛は尽きない。


 そして先月、所属事務所のUUUMが吉本興業と業務提携したことによって、「ガキ使」のレギュラーメンバーであるココリコ遠藤章造がついにYouTuberデビュー。「ガキ使」でおなじみの“ホホホイ”や、「夜の口パクヒットスタジオ」を彷彿とされる森進一モノマネなども惜しみなく投稿される中で(ちなみに筆者は“ダイナマイト四国”が投稿されるのを待ちたい!)、先週投稿された遠藤に対するドッキリ動画内に、水溜りの二人もよく知るUUUMの市川義典取締役が仕掛け人として登場。もう一人の仕掛け人として「ガキ使」でおなじみのダウンタウン元マネージャー藤原寛氏も出演しており、ずっと憧れていたTV番組との距離が縮まったことや、コラボも夢ではないことに大興奮する二人の様子が見られた。


 ラジオが始まり、ファンとして嬉しいのは、二人のマニアックな一面や、YouTubeのサブチャンネル以上に語られる二人のパーソナルな側面が知れること。たしかに二人はYouTubeのサブチャンネル内で「水溜りラジオ」として今までも視聴者に自分たちのことを隠さず語ってきれたが、どこかやはりYouTubeの若い視聴層を意識して、話にある程度のストップがかかっていたように思う。


 しかし、深夜ラジオリスナーとも親和性の高い“お笑い”の話をこういう風に深く掘り下げ、より詳しく二人の内緒話を聴くような感覚でトークを楽しめるのは、ファンにとっても貴重なことだと二人に伝えたい。ラジオとYouTubeのすみ分けをまだ少し模索している二人だが、二人が本当に話したいディープな話題を、遠慮なく話してほしいと筆者は思う(ちなみにカンタはダウンタウンの好きな作品として『働くおっさん劇場』という深夜に1年半しかやっていなかったマニアックな作品を選出。私もイチ深夜ラジオリスナーとして「こういうの良いよ!!」と、もっと応援したくなった)。


・トミーと大根の浅からぬ因縁
 さて、番組では深夜ラジオリスナーと仲良くなるべく、彼らの要望に忠実に水溜りボンドが従うという「水溜り。をプロデュース!!」というコーナーが存在する。今週は”深夜ラジオリスナーは主婦が3分の2をしめるので、お洗濯事情を支えるべく、新しいてるてる坊主を開発してこい”といったものだった。


 リスナーからの課題に本気で応えようとした末に、毎度天然ボケのような結果を生み出すトミーだが、今週はなぜか大根を削ったものをてるてる坊主と呼び、しかもみりんと醤油で煮た状態でスタジオに持参。“祖母のような匂い”を巻き散らかした。大根を結局、丸の形状に削るならカブでええやんと言いたいが、そこは水溜りボンド。実は彼らのYouTubeには、度々“大根”が登場するのだ。


 YouTubeを始めたての5年前に投稿された「大根削ってリアルなモアイって作れるのか」では、カッターでひたすら大根を削っているし、「びゅんびゅんゴマで大根を切ると超危険だった」では、大根でひたすら遊んだ後、今回のようにしっかり煮物にして美味しく食べている。極め付けはトミー扮する“大根の妖精”であり、大根を煮るだけに飽き足らず、大根自身となる彼は大根に取り憑かれているようだ。もしくは大根に多大なる思い出かトラウマが存在するのであろう。今後彼が大根を取り出した際には、リスナーは優しく接してあげてほしいと思う。


・今週リクエストされた楽曲をチェック!
 『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』では、Twitterのハッシュタグ #水溜りボンドANN0 でリクエストされた楽曲を放送でかけるといった試みを実施中。なかなか良い選曲なので、彼らの番組を隅々まで楽しみ尽くしたい人はチェックしておくといいだろう。


・「メランコリー」サイダーガール
・「I see…」乃木坂46
・「p.q.b.d」マイアミパーティ


(こたにな々)