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保護猫と暮らす青木さやか、YouTubeで動物愛を伝えるチャンネル開設 愛らしいペットたちの姿も

2020年05月21日 21:11  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 有名タレントのYouTuberデビューが相次いでいる2020年、新たなチャンネルや動画企画をピックアップするとともに、その方向性や内容を検証する本企画。少しずつ緩和されつつあるが、いまだ世間的に“ステイホーム”が推奨される中、この1週間前後でも、おうち時間を楽しませてくれる有名タレントのチャンネルが誕生した。


(参考:なぜYouTuberへのプライバシー侵害相次ぐ? ヒカキン、はじめしゃちょーなどの事例から考察


・青木さやか「犬と猫とわたし達の人生の楽しみ方」5月12日デビュー
 動物保護団体であるNPO法人「TWFの会」に所属し、自身も保護猫とともに暮らす、タレントの青木さやか。昨年9月に「犬と猫とわたし達の人生の楽しみ方」という自身の団体を立ち上げたことをきっかけに、同じ名前のYouTubeチャンネルをスタッフと協力して開設した。


 動画では、大きな猫の被り物をして登場。子ども時代はペットを飼っていたものの、世話は親にまかせてしまっていたと話し、動物の愛護活動に協力したことで感じた、動物に対する彼女なりの想いを語った。動画後半の“家族紹介”では、愛らしい動物たちの姿に癒される。


 YouTubeでは、動物と暮らしている人や獣医との対談などを通し、「初めて動物と暮らす人などにも参考にしてもらえれば」と語った。「ただ動物を愛でる」だけでは終わらないこちらのチャンネルは、改めて動物/ペットに対しての考え方を見直せるきっかけをくれそうだ。


 保護猫、保護犬のその後の暮らしを伝えるYouTubeチャンネルは多く、視聴者はいまの飼い主が決断しなければ失われていたかもしれない、動物たちの愛らしい姿に癒され、感動している。映像とともに自由に思いを発信できるYouTubeというプラットフォームは、青木の活動にぴったりかもしれない。


・大河内奈々子「blooom official」5月12日デビュー
 外出自粛中、おうちで植物を育て始めた人も多いだろう。昨年、オンラインのフラワーショップ「blooom」を立ち上げた女優の大河内奈々子が、“お家でできるフワラーオンライレッスン”を配信するチャンネルを開設した。


 記念すべき1回目のレッスンテーマは、ローズマリーとミントを使った「ハーブの寄せ植え」。動画では、テロップ入りでレッスンのポイントを教えてくれるほか、手元のアップも映してくれるので、初心者でもわかりやすい内容となっている。当たり前だが、動画のため一時停止などもできるので、「レッスンについていけない」という心配もないだろう。


 レッスンは、約7分とコンパクトにまとめられている。手軽な工程でできるので、おうち時間を楽しみたい人におすすめだ。


・村瀬紗英「MURASE SAE」5月12日デビュー
 大阪・なんばを拠点に活動するアイドルグループ、NMB48の村瀬紗英が満を持して個人のYouTubeチャンネルを開設した。普段から「洋服に合わせてメイクを変える」というほど、メイクにこだわりのある彼女。現在アップされている動画は2本ともメイク動画だ。


 一本目は「いつものメイク」と題し、普段のメイク方法を披露。自身が取り組んでいる韓国語の勉強も兼ねて、動画の内容を翻訳し、韓国語の字幕を自分でつけている。そのためか、コメント欄には韓国語のコメントもちらほら。


 2本目の動画は、「強め大人ブラウンメイク」。コンサートなどで彼女がよくするという、舞台映えする“キラキラメイク”を紹介している。アイシャドウやリップは、2色使いしてグラデーションにする、というメイクに対するこだわりも話した。動画の最後には、「みんなでキラキラしてテンション上げていきましょう」と視聴者へのメッセージも。


 終始、彼女の美しさに思わず見とれてしまうが、長めに書かれた概要欄からは彼女の人柄も伝わってくる。


・横山だいすけ「横山だいすけチャンネル」5月13日デビュー
 NHKの幼児向け番組『おかあさんといっしょ』で、番組史上最長の9年にわたり“うたのお兄さん”を務めた横山だいすけ。このたび、「だいすけお兄さんのわくわくスクール」と題した親子向けのYouTube番組をスタートさせた。


 現在、外出自粛で家にいる子どもたちや親に向けて、学校の授業風にさまざまなコンテンツで楽しませてくれる。たとえば1本目の動画では、「入学式、入園式ができなかった子たちに向けて一緒に入学式をやる」と話し、入学式のやり方をレクチャー。横山自身が校長先生になりきり、入学証書をわたす場面も。


 自身の得意な「音楽」の授業では、童謡『ぞうさん』『チューリップ』の2曲を披露した。また、「社会」の授業では、「スピードおえかき」という、ある国から思いつくものを10秒以内で3つイラストにして描くというゲームも。


 テンポよく、ときどき“おふざけ”も交えながらなので、子どもから大人まで楽しめる内容だ。新たな子ども番組として、親子で楽しんでみてはいかがだろう。


・富田美憂「Miyu Tomita -Music Channel-」5月15日デビュー
 アニメ『アイカツスターズ!』の虹野ゆめ役や、『メイドインアビス』のリコ役など数々の人気作品に出演する声優・富田美優。アーティストとしても活躍する彼女が、2ndシングル『翼と告白』のリリースを記念し、最新情報や収録曲について伝える番組をスタートさせた。動画は、全4回にわたって配信される予定だ。


 世間の状況もあり、収録は自宅にて。近況報告では、「弟たちとダイエットのためにダンスをしたり、料理にチャレンジしたり」と、充実している様子を伝えた。また、これから番組でおこなう企画についても説明。自身の持ち歌である『翼と告白』と『砂の世界』にちなんだ「トミーチャレンジ」という4つのチャレンジを実行するという。


 今回は、お題が書かれたくじを引き、お題に沿ってまだ話したことのない告白をする「告白チャレンジ」に挑戦。レコーディングでの出来事や、学生時代の運動会、学校の先生に怒られた話、失敗談などを話した。「ロッカーを凹ませたのは私です」と先生に謝罪するシーンも。動画の途中では楽曲のMVも流し、まるでラジオ感覚で楽しめる。富田美優のことをもっと知りたいという人は、要チェックを。


・川田裕美「川田裕美 Official YouTube」5月17日デビュー
 7月から産休に入る予定のフリーアナウンサー川田裕美も、YouTubeデビューを果たした。タレントの場合、動画の編集などはスタッフに任せることも多い中、撮影・編集・文字入れなどをすべて自分でおこなっていると言い、「やったことのないことをやるのが楽しい」と笑顔で話した。


 YouTubeを始めた理由については、「以前ラジオを担当していたときに、リスナーからリクエストをもらい、お題について話すのが楽しかった」と話し、「今度はYouTubeがそういう場になれば」とも語った。そのあとは、彼女の生い立ちについて、写真付きで紹介。日本テレビ系の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』が人生の転機になったと、普段は聞けない自身の想いも語っている。


 YouTubeについては、「どういう風に進めていくか決めていないので、ラジオにお便りを書く感じでコメントをください!」と視聴者に募集をかけた。相談や聞いてみたいことがある人は、ラジオ感覚で送ってみては。


・視聴者と一緒に作り上げていくチャンネルが増加傾向?
 毎週、有名タレントの新しいチャンネルが増え続ける2020年。YouTuberが視聴者に一方的に「見せる」という認識が強かったYouTubeだが、今回デビューした村瀬紗英や川田裕美のように、リクエストを聞きながら、「視聴者と一緒に作り上げていく」という方向性のチャンネルも増えてきた。


 これまでコメントをしなかったという人も、これを機にコメントデビューしてみるのもいいかもしれない。自分の意見が、もしかしたら好きなタレントの企画として取り上げられるかも?


(稲垣恵美)