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2021卒の就職内定率は45.7% 前年から減少傾向、対面で選考受けた学生は2割以下

2020年05月21日 17:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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リクルートキャリアは5月21日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。調査は5月中旬にネット上で実施し、大学生・大学院生の計1368人から回答を得た。

5月1~15日に取り組んだ就職活動について、最多は「Web上での面接を受けた」(45.0%)だった。次いで「エントリーシートなどの書類を出した」(43.9%)、「就職に対する情報を収集した」(41.6%)と続いた。一方で「面接など対面での選考を受けた」という人は15.7%と2割弱にとどまった。

“進路確定”はわずか3割 多くの学生が就活を継続中

大学生の就職内定率は、5月15日時点で49.2%。5月1日時点の45.7%から微増した。なお、1日時点の内定率は前年同期と比べて5.7ポイントも少ない。文理別にみると、文系は41.4%(プラス1.7ポイント)、理系は67.1%(プラス7.7ポイント)で理系の方が選考が進んでいる傾向があった。

内定取得先企業の業種は「情報・通信」(28.0%)が最多。このほかに「製造業(機械以外)」(13.7%)、「機械器具製造業」(12.3%)などが上位を占めた。

また、内定獲得後も就職活動を続けている学生は56.9%。進路が確定している学生は5月15日時点で29.7%にとどまる。ちなみに、昨年6月1日時点では50.7%。だが、新型コロナウイルスの影響で対面の面接の実施が難しいなどの理由から選考が止まっている企業も多く、同水準まで増加するのが厳しいと思われる。