エーテンラボは5月20日、「外出自粛要請中の家事育児」に関する調査結果を発表した。調査は5月中旬にアンケート形式で実施し、最大341人の主婦から回答を得た。
外出自粛に伴う家事の増減を聞いたところ、合わせて約8割が「かなり増えた」(30%)、または「少し増えた」(46%)と感じていることが分かった。
「オンラインの授業を子どもが受けられるようにタブレット増設」
増えた家事の消化方法については
「睡眠時間を減らし、起床時刻を1時間早くした」(60代)
「子供たちに食器洗い、洗濯干す、家事バイトさせています」(40代)
「ホットクックを購入し、時短料理している。ルンバで自動掃除させている」(40代)
とさまざま。統計結果では「家事をする時間を増やした」(169人)が最多で、以降は「自分以外の人と役割分担をした」(89人)、「家事の効率を上げた」(65人)などが続いた。
続いて、在宅勤務が増えた兼業主婦に、家事のやりやすさを聞いたところ、4割強が「やりやすくなった」(42.2%)と答えた。回答者からは「通勤の時間や費やす体力を家事に当てられる」といった声が多く挙がった。
一方で「やりにくくなった人」(24.7%)という人も2割強いる。工夫の一つとして「子どもが寝る深夜にテレワークすることが多く生活リズムが変わった」という人までいた。
「子どものために家庭学習の工夫をした」(65.9%)と言う人は7割近い。具体的には「計画を立てる」(53人)、「学習時間を決める」(46人)、「学習中は付き添う」(44人)、「問題集を買う」(42人)が上位を占めた。回答者からは
「前日に翌日の学習内容を確認し付箋でチェック。どれくらい時間がかかりそうか一緒に計画しておく」(30代・小3)
「オンラインの授業を子供達それぞれが受けられるようにタブレット増設」(40代・小3、小5、中2)
「兼業の為、仕事中自習させています。夕食後に、問題作ったり、まるつけしたり分からない問題を解説したりしています」(40代・中3、中1、小5)
といった声が寄せられた。