JR東海はこのほど、岐阜駅改札内にエレベーターを設置する計画を発表した。今年7月から工事に着手する。
岐阜駅では現在もエレベーターが3基設置されているが、すべて改札外にあり、改札内でエレベーターを必要とする利用者のために駅係員が案内する必要があったという。
JR東海の発表によれば、東海道本線の上り線・下り線と高山本線のホームへ移動できる車いす対応エレベーターを各ホームに1基ずつ新たに設置するとのこと。改札内にエレベーターを新設するため、エレベーターを利用したい人が駅係員に声をかける必要がなくなる。また、高山本線ホームへのエレベーターを利用することで、隣接する商業施設に通じる3階改札口にも段差なく移動できるようになり、利便性が向上する。
新設のエレベーターは3基とも2023年度末の供用開始を予定している。工事費は総額19億9,000万円とされている。(佐々木康弘)