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世界が注目するヴィーガン×和食の融合 レシピ集『ヴィーガン和食』

2020年05月20日 17:41  リアルサウンド

リアルサウンド

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 動物性食品を使わずに、植物性100%で作るヴィーガン料理を、「和」のテイストで簡単に作れるレシピをまとめた書籍『ヴィーガン和食』が、5月20日に主婦の友社より発売された。


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 温暖化防止や人口増加による食糧危機を救うと言われ、今年のアカデミー賞関連のパーティで採用されたり、テニス界を代表するノバク・ジョコビッチ選手が食生活に取り入れたりと、世界的に話題となっているヴィーガン料理。ヴィーガンとは、完全菜食主義者のことを指す。ベジタリアン(菜食主義者)同様に肉や魚を食べないが、ヴィーガンはさらに卵・乳製品・はちみつ、精製過程で動物性の材料を使う砂糖(上白糖)を避けることも多い。


 本書で紹介する「ヴィーガン和食」は、肉、魚、卵、乳製品、はちみつ、砂糖(上白糖)不使用。だしも動物性のものは避け、植物性100%と、野菜をメインにした和食レシピとなっている。


 野菜やとうふ、乾物などで、コクや食べごたえを出すことができ、肉や魚の下ごしらえがない分、レシピはシンプル。本書に掲載の料理はすべてたったの3ステップ。一般的な和食の本に比べても少ない文字量で、料理初心者にも手にとりやすいレシピ本だ。


〈れんこんのはさみ揚げ〉
分厚いれんこんではさんだ具は、肉のように見えて、実は野菜ときのこだけ。


〈薄切り野菜のてまりずし〉
写真映えも抜群のヴィーガンずし。のせる具はすべて薄切り野菜で、ごはんにまぜるすし酢にも砂糖(上白糖)は使っていない。


〈ころころ野菜のおでん〉
肉も卵も使わないヴィーガンおでん。トマトやかぶの甘みがしみ出て煮汁もおいしい。


■著者:庄司いずみ(野菜料理家)コメント
「日本には古くから精進料理の文化もあります。和のごはんはとてもヴィーガンに近いと思うのです。食習慣が異なる世界中の方にも、和食を楽しんでもらえたら」